自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

海外小説ランク

2017-05-07 01:20:13 | 小説

https://matome.naver.jp/odai/2147692007292369401?&page=9

51位~100位

エミール〈上〉 (岩波文庫) ルソー (著), 今野 一雄 (翻訳)

ファウスト〈1〉 (新潮文庫) ゲーテ (著), 高橋 義孝 (翻訳)

魔の山 (上巻) (新潮文庫) トーマス・マン (著), 高橋 義孝 (翻訳)

二都物語 上 (古典新訳文庫) ディケンズ (著), 池 央耿 (翻訳)

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫) ニーチェ (著), Friedrich Nietzsche (原著), 氷上 英廣 (翻訳)

恥辱 (ハヤカワepi文庫) J.M. クッツェー (著), J.M. Coetzee (原著), 鴻巣 友季子 (翻訳)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) クリスティー (著), 青木久惠 (翻訳)

薔薇の名前〈上〉 ウンベルト エーコ (著), 河島 英昭 (翻訳)

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)R.D ウィングフィールド (著), R.D. Wingfield (原著), 芹澤 恵 (翻訳)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア) パウロ コエーリョ (著), Paulo Coelho (原著), 山川 紘矢 (翻訳)

ボヴァリー夫人 (新潮文庫) ギュスターヴ フローベール (著), Gustave Flaubert (原著), 芳川 泰久 (翻訳)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫) ジョージ・オーウェル (著), 高橋和久 (翻訳)

ロリータ (新潮文庫) ウラジーミル ナボコフ (著), Vladimir Nabokov (原著), 若島 正 (翻訳)

戦争と平和〈1〉 (岩波文庫) トルストイ (著), 藤沼 貴 (翻訳)

ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫) セルバンテス (著), Cervantes (原著), 牛島 信明 (翻訳)

失われた時を求めて1~第一篇「スワン家のほうへI」~ (光文社古典新訳文庫)プルースト (著), 高遠 弘美 (翻訳)

星の王子さま (集英社文庫)Antoine de Saint Exup´ery (著), 池澤 夏樹 (翻訳)

水滸伝 上 (岩波少年文庫 541) 施 耐庵 (著), 福田 貂太郎 (イラスト), 松枝 茂夫 (翻訳)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) ロバート・A. ハインライン (著), Robert A. Heinlein (原著), 福島 正実 (翻訳)

冷血 (新潮文庫) トルーマン カポーティ (著), Truman Capote (原著), 佐々田 雅子 (翻訳)

予告された殺人の記録 (新潮文庫) ガルシア=マルケス (著), Gabriel Garc´ia M´arquez (原著)

ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (徳間文庫) ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (著), 西村 醇子 (翻訳)

オイディプス王 (岩波文庫) ソポクレス (著), 藤沢 令夫 (翻訳)

ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮文庫) ジョン・アーヴィング (著), 中野 圭二 (翻訳)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫) アゴタ・クリストフ (著), 堀 茂樹 (翻訳)

仕事は楽しいかね? デイル ドーテン (著), 野津 智子 (翻訳)

悲しみよこんにちは (新潮文庫)ランソワーズ サガン (著), 河野 万里子 (翻訳)

モモ (岩波少年文庫) ミヒャエル・エンデ (著, イラスト), 大島 かおり (翻訳)

アミ小さな宇宙人 (徳間文庫) エンリケ・バリオス (著), さくら ももこ (イラスト), 石原 彰二 (翻訳)

十五少年漂流記 (新潮文庫) ジュール・ヴェルヌ (著), 波多野 完治 (翻訳)

ティファニーで朝食を (新潮文庫) トルーマン カポーティ (著) 村上 春樹 (翻訳)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫) サイモン シン (著),青木 薫 (翻訳)


山田悠介『その時までサヨナラ』文芸社文庫

2016-02-28 22:52:59 | 小説

ネタバレ。リアル鬼ごっこの著者の作品です。

仕事一筋の30代副編集長が、不倫していた女性のミス(一緒に行動していたので要は上司である自分のミス)

で、自分が担当し、世に名をとどろかせて、ヒット作を連発していた作家の原稿電子ファイルを紛失。

しかも何者かにネットにUPされてしまう。同時に奥さんが子供とともに福島に行っていた際に、

地震の影響で、電車が事故に遭い、亡くなってしまう。子供を身を挺して守りながら。

子供は無事、あるとき妻の親友という女性が自宅を訪ねてくる。

この女性は何者?子供も妙に懐いている。なんだか図々しい。亡くなった妻の両親に

みられるとまずくないか等考えながら、読んだ。読みやすいです。

電車の中で読むにはちょうど良い。

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書名:その時までサヨナラ

著者名:山田悠介

出版年:2015年10月第十九刷(2012年2月第一冊)

出版社:文芸社文庫

定価:600円プラス税

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新規購入本 白石一文作品・乙一作品

2015-11-07 07:17:56 | 小説

両氏とも10冊上は読んでいる。今回は文庫3冊。

白石一文氏、父親・兄ともに確か作家。一瞬の光という作品で

デビューだったと記憶しているが、これが非常に面白かった。

乙一氏は、松岡正剛氏も千夜千冊でも取り上げている。

いくつかの作品はマンガにもなっていましたね。きみにしか聞こえないとか。。。

今回は、白石氏は2冊

『火口のふたり』、『快挙』を購入。

乙一氏は現在、目下長編ファンタジー作品に突入しているようで、

『僕のつくった怪物』1巻目を購入。

世の中はコンテンツに満ち溢れていますね。

 

 

 


ヴォイド・シェイパシリーズ

2015-04-28 23:06:44 | 小説

疑問に思ったことを素直に伝える。

著者がこどもだったらというか、普通はこう思うのではないかということを

書いている。

主人のゼン(ノスケ)は、侍であり、流浪人。剣術指南のカシュウに

人里離れた山で育てられ、遺言で山から下りろと言われ、旅をする。

人に会い、疑問を持つ。自分は何者か、なぜこうも食べ物に贅を尽くすのか。

なぜ貧しいものと豊かなものがこんな距離の間で存在しているのか。

剣に生き抜くことこそ強さ、この想いにも疑問を持つ。

自分の討った相手の態度を考え、自分ははたして同じようにふるまえるだろうかと。

面白い、装丁も素晴らしい。山桜。鈴木成一デザイン室のお仕事。


上橋菜穂子著 守り人旅人シリーズ

2015-01-31 15:31:48 | 小説

新潮文庫 全10巻 順番

旅人は基本的にチャグムが主人公。守り人は、バルサが用心棒として活躍。

1.精霊の守り人

異世界の精霊に卵を産み付けられて、体の中で育てていくしかない状況に陥った

ヨゴ皇国の第二皇子チャグム、しかし、英雄譚が崩れる闇の話と係るため、

実の父、王からも暗殺されそうになる。短槍使いの女用心棒バルサは、

そんなチャグムの用心棒を引き受けるしかない状態に。呪術師トロガイ、その弟子で

バルサと幼馴染のタンダはバルサとチャグムを何とか守ろうと協力する。

OPはラルクのHYDE、プロダクションIG,神山健治氏等によりアニメ化。全26話。

バルサとチャグムが、ジグロとバルサの関係をシンクロさせるような部分は泣けてくる。

2.闇の守り人

故郷に帰り、ジグロや幼かった自分が暮らした国を思うバルサ、とんでもない

闇に引きづりこまれていく。しかし、ジグロとの思い出を整理することに。

3.夢の守り人

4.虚空の旅人

バルサが出てきてほしいなと思いながらもまったく出てこないのに楽しめるので逆に良い。

5.神の守り人 上

6.神の守り人 下

7.蒼路の旅人

サンガル国を中心にチャグムが他国で活躍。それと共に周辺国での怪しい動きを知る。

8.天と地の守り人1

9,天と地の守り人2

10.天と地の守り人3

著者が究極の愛情表現と語った描写には泣ける。

流れ行く者 守り人短編集

魔女の宅急便4巻、5巻

2014-01-15 22:05:50 | 小説

ネタバレ

4:キキの恋

 キキ、雨傘山へ

キキがずっと我慢していたんだろうけど、とんぼさんに会いに向い、両思いであることを確信する。両思いは、コリコの街とキキ、とんぼさんとキキの二つの意味。

 くすりぐさの願い

キキの母コキリさんの調子が悪くなり、キキはあわてて故郷に戻る。キキとジジは嫌な予感を持ちながら箒にのって。くすりぐさがコキリさんの調子の悪さを吸い取ってくれてコキリさんの体調は回復していく。その前の話でくすりぐさの量が多くできたことと関連していてとってもいい話。感動!!

5:魔法のとまり木

 キキの気持ち、箒、ジジ、少し空回りするけれどもとに戻っていく。

最後にキキととんぼは20歳になり、2年後に結婚するという下りで巻末、終える。

6巻は35歳の話。


獣の奏者Ⅲ 探究編

2013-11-05 23:44:11 | 小説

p.267

「闘蛇増えれば、国広がり、人おのづから増える。これぞ崩壊の始まりと祖父は言ふ。獣の群れには、それぞれ似合いの規模あり。雄は互いに争い、雌を連れて群れを分かつ。弱き雄は雌を得られず、子をなせず、群れの数はみごとに保たれる。その均衡は破れ、増え過ぎたるときは、病流行り、あるいは争い起き、悲惨なること、あまた起こる。これ天然の理なりと言ふ。

人、獣より知恵あり、と我言へば、祖父笑ふ。

天然の理を越えたる大きな群れを、災い起こさず治め得る知恵など、いまだ人は持たず。哀しきかな!と。

祖父の言葉、我が胸に沁みる。

小さな群れの貧しき平和 大きな群れの諍い多き豊かさ。

我、常にこの言葉を胸に刻みおき、闘蛇の数を我が手の内にとどめおかむ・・・・」


伊坂幸太郎著 バイバイブラックバード

2013-04-08 23:25:55 | 小説

特に5が面白すぎる。『バクマン。』(集英社)でいうシリアスな笑い。電車の中で声は我慢したが、顔の笑いが我慢できなかった場面。

繭美が無神経なカメラマンに体当たりされた時の繭美の反応。繭美のクソデブ(以降敬称略)体格ゆえにカメラマンが逆に吹っ飛ぶ。しかも転んだのは自分ですよね、とこの悪人カメラマンのたまう。体当たりしてきたのは、まわりすら見えないカメラマンなのに。アンド、このカメラマン無神経すぎてその前には妊婦さんにぶつかって気づかないでいる。これはなかなか罪深い。

で、化け物の繭美は、「おい、てめえ何映してんだよ」と切れる。デブの体格を利用して、俺(女性ですしかもデブでハーフで金髪=ね、化物でしょ)は妊娠してんだよ、と叫びながら言って近づく。てめえ、顔覚えたぞ。このままでは絶対幸せにはさせねえぞ。謝れよ。謝るなら今のうちだぞ。

(悪人が殺人鬼を前に震え上がる場面(ぷっ))この続きを読みたい方はご購入または図書館へ。