自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

郵政民営化

2005-09-18 11:24:03 | 日記・エッセイ・コラム・メモ
小泉純一郎著 『官僚王国解体論』
と(現在の)首相が国民に問うた郵政民営化法案。
はっきり言って、比較した人もほとんどいないと思うが
まったく違うと言っていい。
そもそもマスコミを通じての首相の口から説明がない、ない、ない。
ちょっと国民一人一人、自分で郵政についてちょっとでも考えたの?
疑問点1
小泉さんは郵政民営化がビジョンのごとくいっているが、
これは、なんらかの目的、ビジョンを達成するための方法ではないのか。
馬鹿の一つ覚えみたいにいう「小さな政府」、これもビジョンにはならないでしょう。
つまり、これは目的そのものにはなりえないのではないか。途中で、そもそも
民営化って何のために進めているんだっけ?となったときの支えがない。
目的やビジョンがない戦略は恐ろしいですよ。暴走する可能性大ですから。

疑問点2
郵政事業は四つに分かれる。
・郵便
・簡易保険
・貯金
・窓口?
最後の窓口って何?これひょっとして
地域コミュニティーとしての場ってことか?
そうすると趣旨が違うし、こんなことにコストを割く余裕
はあるの?
いままでに立てた美術館やら博物館でいいでしょう。

・郵貯・簡保に関して。国債ばかり買っていた郵貯が
銀行になったら、借りてる金をどこかに貸して運用しなければ
ならないが、その審査能力なんてあるのか?
銀行の機能は、お金を預かる、運用する、決済する(引き落とし)
である。利益の大半は運用してあげなければならない。
これ、できますか?人材引っこ抜き合戦しますか?民間銀行と
争って。

疑問点3
株式会社化したら、当然上場しなければならないでしょうが、
DM、年賀状、決済明細など、電子メールにとって変わられるのに
誰が、この事業をやる企業の株を買うの?
民営化に賛成したあなた?買いますか?
当然、株主は配当や資産を増やすために投資しますね。
そしたら売り上げ、利益が重要になりますね、業績。
あなた、不採算地域の事業は切り捨てろ!といいいますか?
そうすると一番話題になったユニバーサル・サービスは到底
不可能になりますね。ここで矛盾が発生します。

疑問点4
公社のままじゃなぜ、改革できないのですか?
効率を追求するなら公社でも十分可能。
アウトソーシング(外部委託)すればOKでしょう。

さて、ここまで考えて郵政民営化に賛成しましたか?







民主党 代表者決定 前原誠司氏

2005-09-18 10:53:36 | 日記・エッセイ・コラム・メモ
民主党の新代表が決まった。

前原誠司氏(43)である。
彼のプロフィール(略歴)はこうだ。
京都大学卒。松下政経塾出身(今回の選挙では元
政経塾出身者がめだった)。ネクスト・キャビネットの
防衛丁長官である。この人は安保問題、外交問題が
専門ということだ。