自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

藤原伊織『シリウスの道 下』

2008-05-19 22:29:54 | 小説

藤原伊織 著
『シリウスの道 下』(文春文庫)
 少年時代の友情と少年の頃の淡くて切ない恋心。
約30年後の大人になってからの様々な人生を歩んできたあとの再会。
主人公の広告代理店における仕事模様。社内の面倒くさい軋轢。
美人の女性上司。最初は情けなかったが途中から、メキメキと力を
つけていく後輩。

 最後のほうで、主人公辰村の後輩である戸塚が、クライアントに対する
プレゼン終了後に、クライアント社長のアホな質問に対し、
見事な啖呵を切るが、名場面だった、泣けた。
 

 タイトルは、子供の頃に3人で見た空に輝く星の名前。