自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』

2008-11-11 22:24:36 | 小説

祥伝社文庫刊。

銀行強盗で4000万円を奪うが逃げている走行中、横から激突されて、銃を突きつけられて、それを強盗に奪われるというすごい、起承。

転結の結、

強盗の親玉が、裏をかいて、待ち伏せして車の中で待機していた仲間の女性運転手を脅しているときに、そのさらに警官の格好で裏をかき、ドストエフスキー・カーであるグルーシェニカーという外から閉めると絶対に開かないカーの中に親玉一人、閉じ込めてしまう。顔を真っ赤にして、ドン!ドンッ!とガラスを半端なく叩く親玉。裏の裏をかく鮮やかさ。そう、成瀬に驚くね。

ここは、電車の中で大笑いしそうになったった。