自己と他者 

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チェ 28歳の革命

2009-01-12 23:06:39 | 映画

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Che 28歳の革命

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公開初日に観た映画は、これが最初ではないか。

自分も一緒に観にいった友達もタイトルと同じ年齢だ。

3連休初日、しかも公開初日のレートショーだけに、

込んでいるかと思ったが、そうでもない。

観る前に、予備知識として、『モーター・サイクル・ダイアリーズ

を観ておくといい。これに世界の現状を変えるには、革命しかないと

いう着想に至った経緯が、わかるので。

監督、役者がとことんリアリティにこだわったという映画。

考え方が異なる人間を組織化する(束ねる)という困難さ。

長期間にわたり、初志の意志を保つことの重要さ。何か強みを持つこと(たとえば、ゲバラは医師だった)。

農地改革がたびたびキーワードとなって出てくるが、どういうプロセスで行うかがとても重要なことがわかる。それはこの点にこそ、最大の利権を持っているやつが多い上に、まず農業こそ経済発展の鍵を握り、これをもって国民は生活の糧とするためである。

読み書き、計算を非常に重要視していた。それは、だまされないためである。銃を撃つだけが革命ではない。

なぜ、裕福な家庭に生まれたアルゼンチン人の彼がキューバ革命に参加しようとしたのか。若いころの旅から大きな影響を受けていることは確かだろう。カストロの参謀としての側面が大きい印象を受けた。カストロの関係、絆がどのようにして生まれていったのかを理解・考慮しないとこの映画はよくわかない。

彼を理解しようとしても仕方がない。だが、学べる点は多い。

彼の歩んだ人生を映画や本を通じている。そして、では、自分が生きているこの時代、自身の中にどの部分を吸収し、活かしていくかが重要なのだ。