自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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愛を読む人(朗読者)

2010-02-26 23:57:00 | 映画

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愛を読む人

男女の複雑な感情の動きがこの映画の醍醐味。

元同僚である彼らは彼女が字を読めないことを知っていたのだろう。

字が読めないことだけではない。

さらに、彼女がそれを周囲に悟られたくないと思っていたこと、恥じていたことさえ知っていただろう。

そのことを知っていて、彼女に罪を被せた。彼女の恥を自分の罪逃れに利用した。これはとても罪深い。

逆に、彼女はこの事実を悟った。それでありながら、弁解をしなかった。

なんて悲しい結末の映画だ。