自己と他者の関係、距離感。なんとなくぼやけていて、
至極俗的だが、たとえば、重い病気を患った人間がいて、
その人間はまだ若く、周りの人間は彼に気を遣ってばかり。
これは、常識的な気遣いなので仕方ないかもしれない。だが逆に
その周囲の態度が、彼に常にそのこと(自分は重い病気なのだということ)を意識させてしまう。
そんな中、彼に、「ぶっ殺す」とか言っても互いの関係の深さから許せる、
彼は逆にほっとさせられる、冗談だといううことがすぐにわかる関係にある
彼女がいる。友人がいる。逆にいえばそういった他者の存在がないと自己が生きるのは難しい。これは病気の例をあげなくても、同じではないか。
そんな自己と他者の関係が理想的な関係ではないかと。
恋愛映画を観て、そのあとそのHPの内容を読んでいてそう思った。
恋愛映画連発(DVD)
①『パブリック・エネミーズ』
最後の愛する人への伝言、捜査官もやさしい(のかな)
彼が死ぬ間際、何か言っていた、私は彼のそばに耳を近づけた
「彼女に伝えてほしい。Bye bye Blackbird」(デリンジャー(ジョニー・ディップ))」
彼が本当に言ったんだという彼女にならわかる、彼女にしかわからないキーワード。
②『ラヴァーズ・キス』
主人公の二人以外、なんとなく、互いに気持ちがすれ違っている。愛にもいろいろな形があるものだ。
③『僕の初恋をキミに捧ぐ』
最初の4つ葉のクローバーのシーンから涙がボロボロ・・・・・。止まらない。
④『サウスバウンド』
大人は正義より利益を優先する。インチキがまかり通っている。と、主人公家族の子供に贈った元担任の先生の手紙にある。
だが、そろそろ正義こそ利益になることに気付いたほうがよい。利益は誰かにとってと
限定的なものの可能性が高いが、正義はそうあってはならないものだろう。
特に、政治家がそれを率先して口に出し、行動で示すべきだ。現状はその逆で、
政治家が利益を率先して誘導し、正義をバカにしている。
⑤引き出しの中のラブレター
人生に正解はない。
⑥ZOO
乙一、創造性豊かな作家。