自己と他者 

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2010-07-19 22:30:17 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

【少子化・高齢化】日本社会と自分と家族と

2004年から減少に転じた。

少子化問題と高齢化問題は別問題と思っていたが、

高齢化率というのがあるらしい。この数字を考える意味があるなら

女性一人当たり子供を産む数が増えて、日本全体の子供数が増えれば、

当然平均年齢は下がり、高齢化率というのが下がるわけだ。

2055年には2.5人に一人は65歳以上。つまり10人中4人は65歳以上。50以上だと何人何だろう???

親の世代より子の世代が、子供を産む数が少なければ、総人口は減少していくというのはあたり前だが、これが問題なのだ。その要素にはいろいろなことが考えられる。女性が会社で働くようになった、将来コストの増加懸念、単純に子供を持たないほうが気楽等。

どの問題にも多かれ少なかれ経済的な要因が絡んでいる。

なるほど、女性の20歳代の過ごし方は、家族形成からキャリア形成・自己啓発などにシフトしているというのは説得力がある。晩婚化すれば、子供を産む・産まないを判断する期間も自然と短くなる。晩産化すれば、産める子供の数も限られてくる。

ただし、これは統計メインの未来予測で、今、日本が社会(特に公務員であれば役所、民間であれば企業)がどういう対応をするかで、個人の環境は変わってくる。

変容していく。

また、今キーワードになっているが政府債務=財政赤字=国債発行額&残高。

それと今後、年代層でみると団塊世代が70代、80代となると当然社会保障が気になる。

かなり大きなしかも早急に対応していかなければならないテーマがいくつもある。しかもすべて関連しているので、どの問題の対応でミスっても今後の自分たちの数年後、10数年後の未来に大きくかかわっているのだ。

年金受給年齢は間違いなく引き上げられるだろう。ドラッカーも予想した通り70にはなるだろう。その過程ではどういった混乱が起こるのだろうか。この年金問題と長寿化には確かに強い関連がある。

労働面から見たら、労働人口は減少するが、外国人労働者を考える一方で、高齢者へも働くことが求められてくるかもしれない。

生涯未婚率という数字も大幅に増加しているとのこと。これには自分も入りそうで他人事ではない。1960年生まれ世代の生涯未婚率9.3%だったのが1980年(自分の生まれた年だ)、22.6%という数字になっている。1990年(今現在19~20歳では30%になるという)家族を持たない高齢者がすごく増えるが、長寿化と相反するような気も・・・。独居老人が普通に近所で見られるようになる(もう普通に身近で見られるという人もいそうだ)。

結婚に代わる何らかの代替パートナーシップが増えてくるのではないかとも書かれている。

明るい日本は想像しづらいが、自分が今どうすれば明るい未来がやってくるか。考えて行動したい。

と、なんやかんやと日経ゼミナールの記事を参考に面白いと思った部分を書いてみたが、

短い言葉のほうが力があるので、「年金が問題なら定年を延ばせばええやないか」

「元気な老人が話相手探しのために病院に行くならおじいちゃんおばあちゃん専用の落ち着ける喫茶店を作れば流行るやないか」

とポジティブにとらえるとこのように思うのだがいかがか。