自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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ハンナ・アーレント

2014-01-04 22:25:40 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

角川有楽町(ビックカメラ上です)に行って、ハンナ・アレント鑑賞。すかすかをイメージしてましたがかなり入っていて(驚)。内容はすごく面白い。

大学の時にドラッカー(知っての通りユダヤ人)が『全体主義の起源』を書いていて、その関連で同名著書のハンナ・アレントの『全体主義の起源』で興味を持ったのがハンナ氏の名を知ったきっかけです。ごつい論文3分冊で全部は読んでません(笑)

ニューヨーカーに記事を書いた後の学生への演説は鬼気迫る想いの強さが伝わって、激しく凄くて感動。時たまハンナ...とハインリヒの夫婦の会話がキュートでいいです。ハインリヒ⇒ハンナ「おてんばさん」、するとハンナがすぐにハインリヒに「やんちゃさん」と返してKISSするシーンは良い!

ラストシーン、ユダヤ人指導者の記事内容に解釈の問題が絡んで、学生の前に立つ決心をするも終わった後にハンス(友人)からまでアイヒマンの親友呼ばわり(ユダヤ人ならだれでもブチ切れますね)されても折れない正義?は強く訴えてくるものがあります。最後に夫のハインリヒから今でも書いたかい?と問われ、「書いたわ」と答えるハンナは微妙な心境でしょうが恰好よかったです。
DVDでも多分観ます。
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