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アメリカの元保安官をリーダーにウィルスに感染すると死なないゾンビになる世界を
生き抜く様々な仲間たち。
ゾンビは、脳に損傷を受けると活動を停止。普通に死んでも、噛まれても感染し、
ゾンビ化するというのが大流行。この世の終末状態に。社会ルールが崩壊し、
生きている人間も強奪や殺人、あきらめて自殺をはかるのが、通常の状態に。
そんな中元保安官リックは、信頼できる命をかけられる仲間を求めながら話が展開される。
壁を作り、文明世界をもう一度つくり上げようとする人たちが出てくるのが興味深い。
ストーリー中に世界史の本が出てくる。世界史って、人類史。発展史といえるかは
不明だけれど、少なくとも電気の発明や、エネルギーを生活に役立てる発明などを
通じて、大きく発展してきたと物質的には言える。そういう意味では人類の技術史?
人間の精神は発展しているかは不明。
この終末ドラマと対比させて、現実世界の世界史は面白い。マクニールは、
疫病と世界史と題した本だって出しているわけだ。戦争も経済も食材も技術も
疫病も人間と切り離せません。