・獺祭(だっさい:阿部首相がオバマ大統領に渡したことで有名、年間47億の売上を叩き出した)の旭酒造
や様々な改革を打ち出している新政酒造など日本酒が熱い!!
・蔵元(=清酒製造業者数)数は、
平成10年2073あったのが、
平成25年1479まで激減している。新潟が最も清酒製造業者の数が多い。
・一方で、酒類取り扱い免許場数(①小売・②卸売・③製造免許)は、
平成15年で①161、②15.1、③3.2(単位:千場)。
平成25年で①175、②11.5、③3.1とコンビニに代表される小売が増える一方で、
卸は激減(理由は業界内部の系列化・集約化などの統廃合)。
・日本人の酒の消費量がそもそも激減している一方で、ワイン(果実酒)やリキュールは堅調。
健康キーワードで市場全体売り上げに影響を与える。ワインのポリフェノールはその一例。
酒類消費量は、平成8年ピークで966万KL平成26年は、833万KL(ピークのマイナス約14%減)
・清涼飲料の市場としては、緩やかに凸凹はあれど、茶やコーヒー類は伸びている(KIRINDataBook2015)。
杜氏(とうじやとじと読む)といった清酒の最高製造責任者という興味深い概念の方々も減っている。
季節雇用労働のため苦しいのだろう。
・国税庁や政策投資銀行などの論文は情報の宝庫
・日本酒の輸出先ランキングは、1アメリカ2香港3韓国4中国5台湾といった順。
・H27年(2015年)酒類輸出額が390億でなんとその中の清酒は140億
国内市場が縮小していく中で、海外に活路を求めているのは当たり前といえば当たり前??
平成17年2005年は酒類輸出額が118億→平成27年2015年は390億3.3倍、清酒は平成17年53億→平成27年140億2.6倍。
中田英寿氏のSakenomyや酒サムライの効果があった?
・その昔2004年頃?長野の冬季オリンピックとともに小布施とセーラという『小布施ッション』が一躍有名になったが、
今はどうしているのだろうか?デザイナーの原研哉氏も著書で取り上げていたのだが。
(出典:『国税庁 酒のしおり』出所:財務省貿易統計)