自己と他者 

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語録4大前研一・若松茂美編著『マッキンゼー成熟期の差別化戦略』

2014-05-25 23:49:59 | 語録

プレジデント社1982年第一刷

引用

p.56

戦略思考について

戦略策定の基本は「戦略的ものの見方」である。顕在化する傾向を見逃さずにその意味合いを考え、かつ原因を探究することが必要である。

 わが国ではここ4~5年にわたって大型電気冷蔵庫の売れ行きが伸びてきた。加工食品メーカーにとってこの傾向はおそらくいろいろな意味を持つはずである。敏感な企業であれば、この傾向を見逃すことはないだろう。なぜ大型冷蔵庫が売れるようになったのか。何が違ってきたのか。入っている品物の種類に変化があるのか、それとも同じ品物だけれども入れ方・買い方が違ってきたのか。たとえば一度にドカッと買う主婦が増えたというように。

 このことを究明した人は、冷蔵庫の中の品物の変化に気が付いたはずである。

・・・・・・・この洞察力はさすが、イカ釣り漁船の話、ボーダーレスワールドのコーヒーの話の次に驚いた。だが、この話も延長線上にあることには気が付いた。要は思考の訓練次第なのだ。


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