自己と他者 

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クレイジーで行こう!グーグルとスタンフォードが認めた男、水道管に挑む

2019-02-17 20:56:01 | システムメモ

著者名 :加藤 崇

書籍名 :クレイジーで行こう!

出版社 :日経BP社

発刊日 :2019年1月15日 

価 格  :1600円プラス税 p287

ジャンル:経営、ベンチャー、シリコンバレー、AI。

読 日 :2019年2月15日

経 歴 :日経ビジネスで世界を動かす日本人50に選ばれる。1978年生まれ。早稲田大学理工学部(応用物理学科)卒業。元スタンフォード大学客員研究員。東京三菱銀行等を経て、ヒト型ロボットベンチャーSCHAFTの共同創業者(兼取締役CFO)。2013年11月、同社を米国Google本社に売却し、世界の注目を集めた。2015年6月、人工知能により水道配管の更新投資を最適化するソフトウェア開発会社(現在のFracta,Inc.)を米国シリコンバレーで創業し、CEOに就任。2018年5月に株式の過半を栗田工業株式会社に売却し、現在も同社CEO。現在、米国カリフォルニア州メンローパーク在住。2015年6月、人工知能により水道配管の更新投資を最適化するソフトウェア開発会社(現在のFracta, Inc.)を米国シリコンバレーで創業し、CEOに就任。
2018年5月に株式の過半を栗田工業株式会社に売却し、現在も同社CEO。著書に『未来を切り拓くための5ステップ』(新潮社 2014)、『無敵の仕事術』(文春新書 2016)。
現在、米国カリフォルニア州メンローパーク在住。2019年2月、渋谷にコーヒーショップ(喫茶店=メンローパークコーヒー)をオープン。

構 成 :Fractaは、エネルギーやガス管、水道管等劣化して交換しなければならない場所を見つけ、自動検出してくれる、AI技術(機械学習=コンピュータによるパターン認識技術)のロボットベンチャー。アメリカの水道管交換は結構危機的な状況で、100兆円ビジネスだそうだ。起業から仲間集め(一生懸命に日々の事業を行い、結果的に著者に自然と集まっていくようなイメージだ)、ベンチャーキャピタル等からの資金調達等。熱い著者だ。2016年のシリコンバレーから2018年の3年間の内容(日経ビジネスオンライン)。

メ モ :p118中国商の時代の湯王の言葉にあるように、「苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに。又日新たになり」(今日の行いは昨日より新しくなり、明日の行いは今日よりもさらに新しくなるように心がけるべきである)

ラースさん「ここシリコンバレーでは、自分自身をいつも、再定義し続けるということが大切なんだ。そうしないと、やがて変化に取り残されてしまう」※ラースさんはこの書籍にも登場し、著者に事業を一緒にやろうと誘われ、翌日には現職を退職し、著者と開拓に奔走した方。

 ルービックキューブ的アプローチという表現が面白い。ゴールに向かって、とにかく回転させてみて、回転させながら何となくコツをつかんでいく感覚。考えてから行動、ではなく、行動しながら考えるということの比喩。

最後の方のCVC(コーポレーションベンチャーキャピタルに対する問題意識はなかなかに勉強になる。)

 

 


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