自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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ぐるりのこと

2009-08-01 22:44:10 | 映画

夫婦の葛藤の物語。喧嘩しても、時には価値観が異なると感じる時があっても、愛おしい部分があるから、そこを深く思っているからいつまでも一緒にいられるんだなと。夫婦はそういうものなんだなと、観てそう感じた。

夫婦喧嘩して口を互いに聞いていない方に特に強くお薦めします。

何でも一生懸命やりたい妻の木村多江演じる出版社勤務の編集者。片や夫演じるリリーフランキー。靴の修理屋をやっていたが、テレビの人間に法廷画家を頼まれ、やることに。

妻は子供を宿すが、精神的に参ってしまい、中絶してしまう。夫は献身的に妻を支える。愛おしいから。

伏線として、法的画家という設定を用いることによって、日本で実際に起きた事件を模擬裁判のような形で、被告の主張や判決を流す。

また、暗にマス報道を批判している面も。

夫のおかげか、徐々に妻は、自分を取り戻していく。リリーフランキーのセリフは少ないが本質をついているものが多いと感じた。

たとえばこんな感じのセリフ。

「いろんなひとから嫌われたって別にいいんじゃない。自分が思っている好きな人からいっぱい愛されていれば。」


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