田原の帰り。前芝海岸にある、灯明台に寄ってみました。江戸時代初期の灯台が再現されてます。
17世紀半ばに、蒲郡三谷沖で当吉田藩の御用船が嵐で沈没した。藩主が後そのようなことがないようにと、この地に灯台を構築した。
高さ7メイターの立派なものだ。当地豊川河口の前芝は、江戸への年貢米の回送、またお伊勢さんへの御参りでにぎやっていました。
しかしこの灯明台の修理、管理は当地前芝村に任ぜられました。そのかかりまえは大変なものでしたでしょう。しかし、その明かりは、蒲郡の西浦、南は田原の地でも見えたといいます。想像してみました。当時の三河湾を。あかりは月のみ、真っ暗な三河湾に菜種油の灯明がぽっりと・・・。まさに闇夜のともし火です。船を操る人にとってはありがたいともし火であったことでしょう。