昼より豊橋の引き取り仕事。3時の約束で時間があるので調節。本宿(もとじゅく)の法蔵寺に寄る。旧東海道沿いにある。藤川~本宿~御油と松並木、旅籠やがあり、当時をしのぶことができる。
ここには新撰組の近藤勇の首塚がある。薩長の志士に恐れられた勇猛無比の男。戊辰戦争に敗れ、慶応四年、江戸の板橋で処刑された。 遺体は三鷹の菩提寺に葬られる。首は塩漬けにされ京都三条川原にて晒される。近藤の同士がその首を奪い、近藤の敬慕していた、新京極の、称空義天大和尚に弔いを依頼する。しかしその時には彼は三河の法蔵寺の管主になっていた。そしてこの地に葬られることになった。それも無縁仏として草むすなかで・・・忘れられてしまった。・・・解説書より。
九十年余の時が流れ、昭和33年に再び、近藤勇は掘り返された。今では幕末の怨讐をこえ、訪れる人が絶えない。彼の節操を貫く愚直なまでの生き方は、今の時代にはまぶしいくらいです。
首塚を訪れたら、とたんに仕事が二件入った。仲間に依頼する。強い近藤のご利益か?