先日三日続いたセントレア空港行きの最終日、終了後、国道沿いの丘にある「大野城址」へ寄りました。
ここには佐治氏の城のあったところです。丘の上には、城を模した展望台がありました。大野水軍といって伊勢湾を拠点として活躍した。ここの城主へ織田信長の妹「「於犬(おいぬ)」が嫁いでいる。信長にとっては、伊勢湾に勢力をもつ大野水軍は味方にしておく必要があった。しかし佐治信方(おいぬの主人)は、若くして一向宗の長島の闘いで戦死する。子も儲けて名を「一成」という。主なき「おいぬ」はその後、子を残し、山城国の細川昭元へ嫁ぐ。コロコロと嫁がされる?わけだ。・・・以上解説より。
子の佐治一成はその後、これまた信長の妹である「おいち」のむすめ(父は浅井長政)「おごう」をめとる。いとこどうしですね。ここらの相関関係は複雑です。
後にこの夫婦関係も秀吉によって離縁させられて、結局「おごう」は家康の子秀忠に嫁ぐ。そして 「おごう」は三代将軍の家光を生む。
徳川家三代目には、信長の血がはいる。彼は天下取りを目前に倒れるが、織田一族のDNAは、おいち~おごうを通し天下人となったわけだ。
写真は大野城からの伊勢湾。佐治水軍に嫁いだ「おいぬ」はこの海を眺めたことでしょう。