名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

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辛いこだわりの神経症状

2009年12月02日 | 私のなりわい・運送のこと

先日の仕事でのある体験。

近場の移動、荷が多く二回戦で終了、運賃も頂き、荷台を確認してもらった。そうすると荷主さんが「精神的に苦になるので、よく見させてもらう」とあれこれ点検しはじめる。毛布の裏表、ビニール袋、手袋の中まで、さらには「ダンボールの切れ端があったはず」と・・・。たしかに家具を養生するため、手持ちのダンボールを破き、家具に当てた。そのなかの一枚がないという。たまたま下に落ちていたのを私が見つけ、彼に渡すと安心し、「捨てておきます」いった。

 彼自身精神的の症状と語る。みていて気の毒になる。夕方で暗いので荷台灯をつけて、心いくまで点検してもらう。通り一遍おわり、もうよいかと思いきやもう一度見ていいかと・・・。てきぱきと家具運搬の相棒をこなし、家族にも適切な指示をしていたので、その落差にとまどった。でも納得いくまで見て、安心できたようでした。

 よくはわからぬが、強迫神経症?、手が汚れているという、きつい観念にとらわれて、洗い続けるというようなものでしょうか。時々見聞きする症状です。そのつらさや、家族の悩みもよくわかります。

 


葬儀式・・・Ⅱ

2009年12月01日 | 仏法

 28日通夜式、29日葬儀式でした。仏式にてなされた。その内容を少し記します。

 宗派は真宗大谷派、お東です。わりと馴染みのある宗派です。今回の式の内容を少し挙げてみます。同じお東でも色々ありそうです。

  • 通夜勤行は、身内のみで勤めてしまい、一般の焼香の時には行わない。したがって一般の焼香時には、僧はすでに退出していて、靜である。
  • 御参りの次第は、故人の遺影に頭を下げるのではなく、御本尊すなわち「南無阿弥陀仏」の名号にぬかずくものである。
  • したがって、喪主は葬送者にも、僧にもぬかずく必要はない。
  • 荘厳におこなうため、式進行係りのアナウンスは一切なし。焼香の順位は、喪主が初めで、その後は誰でも良い。

 もちろん、焼き場より帰った時に清めの塩などは撒かない。そもそも死は穢れではないということだ。お東の宗祖親鸞は、自分の遺体は加茂川に流し魚の餌となせと言い切った人だ。有名な歎異抄に父母の孝養のために、いっぺんにても念仏したことはないとある。その深い意味はつづいているが、直接当たってみて下さい。

 根本に葬儀式は、なくなった者の親族が、その死を通じて己もいのち尽きる時がくるということを受け入れ、仏法を感得する場だという考えだ。式の後僧がこう説いてくれました。

 近頃は葬式仏教といわれ人気がない?ですが、深く考えさせられました。