ケンのブログ

日々の雑感や日記

2位じゃダメなんですか

2022年11月14日 | 日記
11月13日付の読売新聞に 蓮舫参議院議員が 民主党政権の事業仕分けで スーパーコンピューターの開発に関して 「2位じゃダメなんですか」と発言して ちょうど13年たったと出ている。

懐かしいな。

あの時の蓮舫さんの映像はテレビで何度も放映していて 当時は 今よりもよくテレビを見ていたから 覚えている。

何となく 言っていることが 的を射ているかどうかはともかくとして あの言葉を発した時の蓮舫さんの顔つきは 精悍だなと思った。

女性の顔を精悍というのは ちょっと違和感があるかもしれないけれど 僕が調べた国語辞典では 精悍は男性にのみ使うとは出ていなかった。

ネットの 質問箱のようなサイトを見ると 女性には 精悍よりも 凛々しいなどの言い方をした方がいいとも出ていた。

けれど 女性にも 精悍 と言った方が こちらの気持ちはよく伝わる気がするのだけれど、、、。

思い浮かぶ例としては 若いころの 吉永小百合さんも 凛々しい表情のショットは 本当に 精悍だなと感じることがある。

話しが 横道にそれてしまったけれど、「2位じゃダメなんですか」という蓮舫さんの発言を聞いた時には 最初から2位でいいと考えていたら 2位にさえなれないだろうと僕は思った。

そのような 論点で 蓮舫さんの発言をとらえた人は 僕以外にも 何人かいらしたと思う。

記憶がおぼろげだけれど 作家の村上春樹さんも エッセイにそのようなことを書いておられたような気がする。

甲子園で 準優勝 という目標を掲げる 野球の強豪校がないのと同じことだと思う。

ただ、 あまりにも 基本的なことを聞かれると 専門家ほどこたえられなくなってしまうものだと思う。

結局 その時 官僚や 専門家は 「世界一になることで 国民に夢を、、」など 抽象的な答弁しかできなかったという。

なるほどと 思うしかない。

読売新聞には ある専門家は 目まぐるしい進歩が当たり前のコンピューターの世界では一位の目標に疑問を持つことはなかったと書いてある。

まあ その通りだと思うのだけれど、、、。

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ネットのニュースを見ると 今年の流行語大賞に 知らんけど や 宗教二世がノミネートされたと出ている。

知らんけど は 僕も大阪に長年住んでいたので 使うこともあるし まあ そんなものかなと思う。

宗教二世というのは 親が信仰をしていた人の子供という意味だと思う。

それだと 僕も 宗教二世にあたる。

僕の場合は 親が 観音様を家でお祭りしているという事例だから 今 話題になっている宗教二世とは ちょっと 系統が異なるかもしれないけれど、、、。

しかし 宗教二世がいい意味で話題になるなら ともかく 今回の場合は 安倍首相の狙撃事件との関連で 話題になっている側面が強いから 僕としては 気持ちが複雑というか ある意味 つらいな と思う。

宗教二世で思い浮かべるのは 僕の場合 作家の芹沢光治良さんかなと思う。

光治良さんは 親が 天理教の信者で そのために 財産を親がなげうってしまって かつ 親とは 離れて暮らすという体験をしておられる。

その 様子は 自伝的小説 「人間の運命」にかなり 真摯に そして 克明に描かれている。

投げやりになることなく 盲信に走ることなく 合理的に考えるべきところは合理的に考える、それでも 心の中に 信仰心があることは否定できない というのが「人間の運命」に描かれた芹沢光治良さんのすがたではないかと僕は思っている。

そういう 芹沢光治良さんの姿勢は 疑っても 疑っても 疑っている自分がいること否定できない という 哲学者 デカルトの 方法的懐疑に似たものがあるのではないかと僕は思った。

そういう姿勢からは 僕も いろいろ 学んでいきたいなと思う。

それは ともかく 一日 いちにち 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。