関西と言う まあいえば都会から 田舎に引っ越してきて 川や山や緑が毎日のように見られるのはいいなと思う。
けれど 都会にいたころには 想像もつかないような対応に遭遇することも多くなった。
たとえば 大型商業施設でのこんなやりとり。
おばさん 「この品物二ついただいていきます」
店員さん 「この品物は ひとつしかありません」
おばさん 「いま まだ午前中ですが それでは午後から来られたお客さんには “”今日はもう売り切れました“” と言うんですか?」
店員さん 「いいえ 一人につきひとつしかないということです」と。
同じく大型商業施設でのこんなやりとり。
マイバッグを忘れた僕は袋詰めの台のところまで行ってそれに気づいた。
それでもう一度 列の最後方にならんで 僕の順番が来たとき
「レジ袋一つください」と言った。
すると 店員さんは 「レジ袋は 買い物をした人のために一つ3円で売っているんですよ。お客さん 買い物したんですか?」と言った。
僕は「はい しました」と言った。
すると店員さんは めんどくさそうな顔で レジ袋を3円で売ってくれた。
これも 都会にいたころの感覚だと ちょっとアンビリーバブルだなと思う。
ある飲食店ではこんなことがあった。
ランチセットと かやくご飯をたのんだ僕は さらに 追加で二品注文した。
すると 店員さんは 「お客さん そんなに頼んで 食べきれるんですか。今 食べているのを食べ終わってから ひとつひとつ 追加で注文してったら どうですか?」と言った。
そこの店に来るのは 二回目で メニューをかなり詳細に読んで 実際に食べてみて メニューにこの書き方がしてあれば このくらいの量 と自分なりに把握したうえで頼んでいるのに これも ちょっと 都会でと極めてレアなケースだなと思う。
ただ、こうして 並べて書くと ひとつの線でつながることがある。
レジ袋は 買い物をした人だけに売る 商品は一人の人が 複数は買わないようにする 料理の注文は 余りがでるほども 取らない という 共通項があるということだ。
その 共通項の持つ意味は 言うまでもなく 資源に無駄が出ないようにしようということ。
資源を無駄にしない という上から出されるマニュアルだけが 頭に こびりついてしまって 個々のお客さんの状況を考えることができなくなってしまっているように感じる。
田舎で 過疎で 大型商業施設も 閑古鳥が鳴いているところもある。
そして ちょっと 信じがたい やりとりは いずれも ここのお店 こんなに 閑古鳥が鳴いていたら まずいんじゃないか と言うところで 起きている。
経営がひっ迫しているから 無駄を出すなと上の人は 下の者に号令をかける。
下の者は それを 間に受けるあまりに お客さんに とんちんかんな 対応をしてしまう。
そんな 構図がそれとなく見えてくる。
本当に 田舎は 田舎で 世の中が 閉塞しているな と思う。
なんとか 良い方に向かっていくといいのだけれど、、、。
それはともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますよに それを第一に願っていきたい。