ケンのブログ

日々の雑感や日記

喫茶店の風景

2018年01月31日 | 日記
今日は大阪北のターミナルに行った。
ターミナル付近の喫茶店はいつもかなり混雑している。
今日はターミナルから一本南の大道沿いにある喫茶店に入ってみた。
大道を一本南に下るとかなり雰囲気が変わることに今さらのように気づく。
店内はけっこうゆったりとしていて、ターミナル直近の喫茶店に比べると
かなり落ち着いた雰囲気だ。
気のせいか来ているお客さんもちょっと上品に見える。
僕の右に座っている女性はスマホをいじっている。
喫茶店の窓から大道をいく車や歩行者や自転車が見える。
そういえば大阪では自転車の保険が義務付けられた。
昨日も100円ショップに判例をだしてつき1000円で
一億円の保証が得られる保険の広告が出ていた。
月1000円だと年間で12000円。
それだけあったら、ホームセンターなどで安い自転車が
買えるなと思う。
いくらホームセンターの安い自転車でもまさか一年で
乗れなくなるほど壊れないだろう。
それに一億円もの保証が必要な自転車の事故が
年間にどれだけ起きているのだろうと思う。
なんか保険ってそういう点はわりに会わないなと思う。
もちろんいろいろとごねるのもいやだから
もし自転車を買ったら、保険商品ラインナップから
一番保険料の安いものに入るとは思うけれど。
そんなことでさからってお巡りさんにつかまるのもいやだし。
聴くところによると数学の確率は保険料の算出や
賭け事の中から生まれてきたという説があるらしい。
確率的には保険も賭け事も運営もとが
必ず儲かるしくみになっているらしい。
だから、僕は保険はともかく賭け事はやったことがない。
パチンコでさえ僕の55年の人生で
一万円もやってはいない。
でもはまるとやめられなくなるんだろうなと思う。
ドストエフスキーのどの小説だったか忘れたけれど
ルーレットの場面が克明に描かれていたことがあり
そうか、賭け事ってこういうものなのかと思った。
ドストエフスキー自身賭博癖があったらしい。
トランプが大好きという登場人物も出てくる。
左の二人の女性は男性の品評会のようなことをしておられる。
AさんはスマートBさんはどんくさい、でもCさんはBさんのことが好き。
最初はどんくさい人やと思っていたけど気づいたら落ちてたらしい。
だからBさんがどんくさいことをしても大丈夫ですとフォローしてしまう。
というようなことをえんえんと話しておられた。
男があの子はかわいい、あの子は容姿はともかく性格はいいとか
話しているのとそんなに変わらないなと思う。
ただ、男は落ちるという言葉は使わないと思う。
たまに落とすという人がいるけれど。
僕はそういう言葉は個人的に好きではない。
寅さんみたいに惚れていますといってみろという感じの方が
好きだけれど、言う勇気はなかなかわかない。
寅さん自身も他人にはそういっておきながら自分自身は
その勇気がなかったわけだけれど。
岩谷時子さんの歌詞に
愛しているよと君に言いたくてそのくせ怖いのさ
今度君に会うまでに見つけておこうねその勇気を
というのがあるけれど本当に真実味のある詞だなと思う。
続いて入ってきた女性二人が今度は会社の事務のシステムの要領の
悪さを話し合っている。
「あんなんやったら50音順に書類分けてる意味ないやん」という言葉が聞こえてくる。
事務方の女性にありがちな会話だなと思う。
普段そういう話し方をしているからいざ仕事でお客さんとの電話
となったときになかなか標準語の丁寧語が出てこないのだろうとも思う。
本当に大阪の女性はその点はディスアドバンテージだなと思う。
それはともかく
そういう会話の中から何かベターなものが見つかっていくのだろうけれど
万人が納得するシステムは生まれそうにもない。
事務仕事は近未来に機械が肩代わりするだろうという話が出ているけれど
そうなったらそうなったで、機械のシステムに関する
話題がまたづっと続くのだろう。
そのようにして私たちの人生は過ぎていく。
今日よりも明日よりよくなるようにと願っていきたい。


一月三十日

2018年01月30日 | 日記
曇りもようのお天気。寒いなと思う。
コンビニでは節分の豆が売ってあり恵方巻のチラシが出ている。
今年の恵方はどこそこですというアナウンスがコンビニに流れている。
コンビニもクリスマスから節分までいろんな商戦があって大変だなと思う。
外を歩いていて室内に入ると入った直後は暑いけれど
暖房がそれほど効いていない場合はしばらくすると寒くなってくる。
やはり歩いたりして動くと体があたたまってくるんだなと思う。
青少年センターはいつもより人が少ない気がする。
例年だと2月から私大入試が本格的に始まるから
そのせいかなと思ったるする。
ポータブルCDプレーヤーでオットマールスウィトナー指揮
ベルリンシュターツカペレの演奏でベートーベン交響曲第5番を聴く。
端正で心のこもった演奏。
僕が学生の頃NHKホールでなまで聞いた指揮者
オットマールスウィトナーさんやヘルベルトブロムシュテットさん
この歳になって改めて聴くと本当に素晴らしいと思う。
こういう指揮者の生演奏を一回わずか1000円の入場料で
聴くことができて本当に感謝したいとしみじみと思う。
桜の木を見ると花の芽が膨らみつつある。
寒いとは言っても季節は春へとうごいているんだなと思う。

一月二十九日

2018年01月29日 | 日記
一昨日行ったのと同じ喫茶店に入る。
一昨日はTシャツとカッターシャツだけになるほど
暖房が効いていて暑かったのに今日は
足下がスースーして寒い。
たぶん前回は厨房の近くだったけれど
今回は出入り口の近くなので場所によって
暖房のききかたが違うのだと思う。
この喫茶店は見たところ貸ビルにはいっていような喫茶店だ。
貸ビルに店舗を作って暖房が均一にいきわたるうように
設計するのは難しいのだろうと思う。
斜め向かいに座っている女性も足を椅子の上にあげて
ストールをかけておられる。
ここの喫茶店は落ち着いた雰囲気なのでそのようにして
アットホームに本を読んでおられる方もいる。
モーニングはどうされますか、と店員さんが聞かれるので
岐阜や名古屋のノリを思い出す。
そんなところにもふるさとをそこはかとなく思えるのはいいなと思う。
食事は今日はもっと安くてうまいところで済ませたので
コーヒーだけをお願いする。
今日ある会社から電話があり直後に折り返してかけると
自動音声になっていた。
毎回、直後にかけているわけではないけれど
ある程度時間をおいて折り返してかけていた。
そのたびに自動おんせいになりいやけがさしてきた。
そんなことが4、5回続いたから。
自動音声の案内でオペレーターに繋いでもらっても
電話をかけてこられたのとはちがうオペレーターに繋がって
また、一からしらべてかけ直しますということになりがちなのは
体験からなんとなく想像できる。
だからいやけがさしてしまうわけだけれど。
ただ、今日はもうそんなことが続くのはいやだったので
自動音声のあんないにしたがって電話にでられたオペレーターから
電話をかけてこられたオペレーターに繋いでもらった。
「御社から電話がかかってきて折り返し電話をしても
自動音声なので不安になります。
それが必ず必要な電話なのか営業の電話なのかわからないので。
必要な電話ならほっとくと心配ですし。
たぶん営業の電話だとな思ってもそれでも何回も続くと心配です。
必ず留守電にどういう用件か入れておいてください」と僕は言った。
「わかりました」とオペレーターは言った。
僕は留守電が機能しない場合のことも伝えた方がいいかなと思い
「僕も携帯の操作に不案内なので留守電になってないときも
あるかもしれませんが留守電の場合は入れといてくださいね」と言った。
「お客様留守電になってなかったと思いますよ
私留守電には入れてますので」とオペレーターの方は言った。
とっさにこのオペレーターの方から何度も電話をかけてこられるのは
いやだなと思った。
一回目は留守電に入っていたけれど二回目以降は入っていない。
他の会社の留守電はちゃんと入っていて
この会社の留守電だけ4回5回連続で入っていないことはありえない
と思った。
10分くらいしてその会社にまた電話して
営業電話をしないリストに入れてもらうことにした。
なんか電話をかけてこられたオペレータの方にはいじわるなやりかたをして
申し訳ないとは思うけれど
こちらの気持ちも考えてくれよという思いもある。
僕も会社に勤めていたときリストをもとに次々電話をかける
仕事をしたことがあるけれど
同じ内容の電話をあちこちにかけていると感覚がマヒしてきて
だれにどのような電話をしたのかわからなくなってくる。
たぶん営業担当の方も同じような電話のかけ方だったのだろうと想像する。
でも僕は思うのだけれど現在の日本語の標準は
東京の言葉に近い。
関西で電話のオペレーターをする方は
関西弁を標準語に切り替えて、さらに丁寧語、謙譲語、尊敬語を
使わなければならない。
関西の方にとって電話のオペレーターは東京以上に
ハードルが高いような気がする。
東京に電話するとすっとでてくることも
関西ではなかなか出てこないことが時々あるのも
そういう事情があるような気がする。
まさか電話のオペレーターが
「たぶんそうなんちゃいます?」と言うわけにもいかないだろうし。

一月二十八日

2018年01月28日 | 日記
曇りでかなり寒い。
ときおり雪も舞っていた。
隣町の青少年センターは上着を着込んだ子が多かった。
ここは階段が吹き抜けになっていて暖房効率が悪いから
自衛しなければならない。
女の子がどんな防寒対策をとっているのかというのを見ると
とても参考になる。
膝の上にユニクロのヒートテックマフラーを広げてかけると
かなり暖かかった。
ところで村木厚子さんという方がいらっしゃる。
厚生労働省で四人目の女性局長になられた方だ。
東大卒が多い中央省庁で高知大卒の村木さんは
そんなにある例ではないのだという。
それはそうだろうなと思う。
東大とかそれに準ずる入試レベルの大学卒の方と
いっしょにやっていって局長を勤められるというのは
きっとすごいことなのだろうなと想像する。
この方過去に、虚偽公文書作成の疑いで
あらぬ罪を着せられそうになったことがある。
僕が読んでいる全国紙に今この方の談話が
コラムとして連載されている。
昨日のものを読んでいたらこんなことが書いてあった。
まず検察の取り調べは起訴するという結論ありきの
取り調べたったという。
服を全部脱いで身体検査までされたという。
ここからが引用になるのだけれどこのように書いてあった。

取り調べの最中怒りの沸点の高い私が心底怒って
抗議したことがあります。
「執行猶予がつけば大した罪ではない」そう言われたときのことです。
えーっ。それって有罪と認めると言うことですよね。
今まで公務員として30年間築きあげてきた信頼はどうなるのか。
こんな罪を認めるくらいなら、恋に狂って男を刺した方がまだましです。

恋に狂って男を刺した方がまだまし。
というくだりを読んだときは驚いてしまった。
すごいかただなと。
文脈がちょっとコミカルに踊り出すような感じの場面なので
明るくはあるのだけれど、やっぱりなんとも言えない迫力がある。
最初はすごいなと思っていたのだけれど
このくだりを何度も反芻して読んでいるうちに
目にうっすらと涙がにじんできた。
本当に一途な方なんだろうなと思って。
深刻な場面をコミカルに語る能力にもまた驚いてしまう。
本当に女の人の思いには勝てないなと思うことが最近時々ある。
相撲の方は栃の心、優勝してよかったなと改めて思う。
うれしいです。調子はよかったけれど優勝すると思ってなかった。
10日目過ぎた頃からドキドキしました。
親方のいうこと聞いて頑張ります。
そんな栃の心の優勝インタビューの言葉を聞いていると
簡単で飾らない言葉で思いを伝える。
そんな言葉の原点に立ち返ったような気持ちになる。

一月二十七日

2018年01月27日 | 日記
雪が少しふっていたけれどしばらくしてやんだ。
昼間の寒さは昨日よりましなような気がする。
でも寒いかなと思う。
隣町の駅前の喫茶店に入る。
暖房がよく効いていて帽子とマフラーとブルゾンとベスト二枚を
脱いでTシャツとカッターシャツだけになってもまだ暑い。
この季節まさかTシャツ一枚はちょっと変にみえるかなと思って我慢した。
暖房が効きすぎかもしれない。
隣の席の男の人が携帯でハンズフリーで通話をしながら
ノートパソコンを打っている。
「あそこの店舗はあいつに兼任させたらどうや」
「もっと稼働率をあけなあかんやん」
「時間のシフトをうまいこと組まな」
「売り上げに対するリスクも考えんとな」
「新規の開拓もせなあかんやん」
という言葉が聞こえてくるのでいろんなお店、あるいは教室を
出している会社の経営者ないしは偉い人かもしれないと思う。
会話の全体が聞きとれるわけではないのだけれど
決め台詞のところでは声がでかくなるので
だいたいどんな話かわかってしまう。
キーワードをつなげればだいたいこんなことだろうなと。
見た感じ僕より10才くらい年下に見えるのに
すごいやり手の人だなと思う。
僕は自分の人生でこういう役回りをやったことがない。
むしろこういう人のついてまわりだけをやって来たような気がする。
まあ、人生いろいろだなと思う。
しかし会社の偉い人は会議にでてばかりいたり
電話をしてばかりいたりしがちなならいでずっと
絶え間なく電話で話をしながらパソコンを打っておられる。
二つのことがうまく同時並行でできる方だなと思う。
僕はそれが苦手なのでいろいろ苦労してきた。
しかし、この方にとっては喫茶店が会社のオフィスと化している。
これもこれからの仕事のありかたのひとつなのだろうかと思う。
もっともその方は午後一時になると喫茶店を出ていかれたので
昼休みの間も仕事をしておられたのかもしれない。
しかし、人が稼働するという言葉を聞くと経営という
文脈の中では人はほとんど物扱いだなと思う。
そういう状況をあるいはマルクスが疎外と言ったのかもしれない。
栃の心の優勝見事だなと思う。
本当に素晴らしい。見事な力相撲だなと思う。
NHKのインタビュールームで話をする栃の心をみて
少しうるうるきてしまった。
膝の怪我で幕下まで落ちたのにやはりすごいなと思う。
豪栄道に続き鶴竜まで立ち会いまわし狙いで行って
胸ががらあきになったところを高安につけこまれて負けた感じだ。
本当に最近は離れて取る相撲が多くなっているけれど
へたににまわし狙いでいくと相手につけこまれてしまう時代なのかな
と思ってしまう。
ここからは白鵬ファンの僕の愚痴のようなものだけれど
白鵬もかちあげ、張り手は品格がない、横綱は受けて立つべき
というようなことを言われて、きっと気にしていたのだと思う。
張り手、かちあげを封印すれば白鵬の基本も
まわし狙いだと思う。
それでつけこまれるとすれば、今の時代に
かちあげ、張り手は品格がない、受けて立つべきと言うのは
4番バッターはピッチャーの球を2ストライクまで
受けてから打って出るべき、それが4番の品格。
といっているのと同じようなことに思えてくる。
それは、白鵬が張り手、かちあげを封印した立ち会いを
完成させてそれで優勝してくれれば僕としてはそれが理想なのだけれど、、、。