タマと私の写真日記

元ノラのネコ4匹と同居。
ネコ、ガーデニング等気ままな日常をアップしています。

(タマが亡くなって早9年!)

好きな本 「万葉集」

2005年11月26日 | 好きな本



本棚を見ていたら、古い雑誌と一緒になってこの本(雑誌)が出てきた。
文芸春秋 5月号臨時増刊 日本縦断 万葉の旅  
奥付を見ると、昭和48年(1973)です。¥500

写真がとてもきれいで、それに添えられた
万葉の歌も好きで買ったんですね。

もう、端っこは黄ばんでいますが、たくさん載っている写真は
きれいなままです。

わが船は 比良の湊に漕ぎ泊てむ 沖へな離り さ夜更けにけり
(わがふねは ひらのみなとに こぎはてむ おきへなさかり さよふけにけり)
高市黒人(たけちのくろひと

何処にか船泊てすらむ 安礼の崎 漕ぎ廻み行きし 棚無し小舟
(いづくにかふねへてすらむ あれのさき こぎたみゆきし たななしおぶね)
高市黒人(たけちのくろひと)

古代の船旅はさぞ心細かったと思う。
でも命と引き換えにしても未知のものに対する憧れや好奇心も
大きかったことだろう。
人麻呂も好きだけど、黒人の素朴さがとても好き。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
額田王(ぬかたのおおきみ)ですね (月草)
2005-11-27 09:07:31
思わず…

書き込ましてくださいね^^

表紙が額田王ですか? 才媛、美女、ロマンス人。私はお姉さんの鏡王女ほうに共感しますが^^



万葉の頃は妻問婚で、待つせつない歌も多いのですが、陰湿な歌はありません。

ウイットにとんでいて、さわやかで、裸のこころをあらわせるような、生まれたままの自然のような・・・

みずみずしさ、素直さ。

恋の歌も、野の花の彩が哀歓を深め、森や野の香りがします。



私は運動おんちで歩くことも嫌いでしたが、万葉集を開くようになって、歩くことが楽しくなり、自然や小さな野の花に目がいくようになりました。

tamaさんが万葉集がお好きで うれしいです^^* すいません 長くなってしまいました。

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場違いですが、お詫び (大阪のヒラク)
2005-11-27 09:58:36
します。

今朝になって、「またヤッチャッタ」と気付き、臍を噛んでいます。

「モーニングコーヒー」のところへ昨夜書き込んだ、「ショウジョウジ」を含む雑文、削除していただけたら、としょげています。

これを流した後、そこ(「モーニングコーヒー」のところ)へまた行きます。
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万葉の森 (ゆう)
2005-11-28 07:20:53
万葉の森。いまでは全国各地にありますね。

ウチからは車で三十分くらいのところに。

規模はたいしたことはないのですが、

四季おりおり、いろいろと楽しめるように

なっています。

来客が少ないせいか、手入れがなかなか

行き届かないのが、気になっています。

万葉は、古今以後と比べれば資料が少ない

だけに、想像力が豊かに広がるなぁ・・・。
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ほんとうに! (>月草さんへ・tama )
2005-11-28 22:12:15
万葉人は本当におおらかでしたね。

思ったことをそのまま飾らずに表現して…

鏡王女は、私の好きなのはこれかな?



風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ
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想像力が貧弱で・・・ (>ゆうさんへ・tama )
2005-11-28 22:22:31
私、想像力が足りないな~

この雑誌、写真がとてもいいんですよ。

写真に短歌が添えられていると、その範囲だけで考えてしまいそう。何もないところで想像したほうがいいのかも。でも、ゆうさんの写真は短歌とピッタリ合っています。
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万葉集は3番手...くらいに (大阪のヒラク)
2005-11-29 09:40:09
ボンヤリ思っています。間に合うか??

今、一番は「平家物語」。3年前の秋、奈良で高校(旭川東)の同期会のあった翌日、延泊した方々数人と嵐山に行き、予定外の祇王寺を見てから読みたくなりました。更に何度か能をみて、やはり...となり、ボチボチ読んでいます。次は「今昔物語」のつもり。   古本市などで赤表紙の(前の)岩波日本古典文学大系の端本を20冊あまり集めています。
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