またも浦沢直樹さんの作品です。「MASTERキートン」全18巻。
浦沢さんの漫画ってどれも面白いですが、漫画好きの皆さんがこれを推薦する人が多いですね。読んでみるとその理由がわかります。
主人公は日・英のハーフで考古学者の平賀・キートン・太一。
彼は薄給の大学講師の傍ら、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官だった経験を活かし、保険会社のオプ(調査員)をしている。
オプの仕事は彼にとって必ずしも望んだ道ではないのだが、彼は考古学者としての深い推察力とSAS時代からの鋭い洞察力をもって、事件の裏に隠された真実とさまざまな人間模様を導き出していく・・・という一話完結タイプのストーリーとなっています。
だけど、ただの推理漫画じゃないんだな、これが。
歴史・政治・経済・国際事情とさまざまなモノを絡ませていて、その知識量の膨大さもさることながら、どの話にもラストが読者に明るい未来を推察させてくれるような、深い味わいがあるんですよね。
そして主人公であるキートンが物凄い経歴も持ち主でありながら、それを感じさせない人柄になっていて、キートンを介して語られる言葉一つ一つが後からじわりと来るんです・・・そしてキートンの父や娘・百合子など脇を固める存在もいいのです、人の温かさを再認識させてくれるというか。
そんな中、キートンの師であるユーリ教授の言葉が印象的でした。
「人間はどんな所でもどんな時でも学ぶことが出来る。知りたいと言う心があれば・・・」
ん~深い。
「年だから、覚えられない」と自分を目に見えぬ檻に入れるようになったのは、いつからだろう。
知りたいという気持ちさえあれば「遅い」なんて事はないんだよね。
類まれなエンターテーナーでありながら、哲学すら感じさせるこの漫画。
男女年代を問わずお奨めです
浦沢さんの漫画ってどれも面白いですが、漫画好きの皆さんがこれを推薦する人が多いですね。読んでみるとその理由がわかります。
主人公は日・英のハーフで考古学者の平賀・キートン・太一。
彼は薄給の大学講師の傍ら、元SAS(英国特殊空挺部隊)のサバイバル教官だった経験を活かし、保険会社のオプ(調査員)をしている。
オプの仕事は彼にとって必ずしも望んだ道ではないのだが、彼は考古学者としての深い推察力とSAS時代からの鋭い洞察力をもって、事件の裏に隠された真実とさまざまな人間模様を導き出していく・・・という一話完結タイプのストーリーとなっています。
だけど、ただの推理漫画じゃないんだな、これが。
歴史・政治・経済・国際事情とさまざまなモノを絡ませていて、その知識量の膨大さもさることながら、どの話にもラストが読者に明るい未来を推察させてくれるような、深い味わいがあるんですよね。
そして主人公であるキートンが物凄い経歴も持ち主でありながら、それを感じさせない人柄になっていて、キートンを介して語られる言葉一つ一つが後からじわりと来るんです・・・そしてキートンの父や娘・百合子など脇を固める存在もいいのです、人の温かさを再認識させてくれるというか。
そんな中、キートンの師であるユーリ教授の言葉が印象的でした。
「人間はどんな所でもどんな時でも学ぶことが出来る。知りたいと言う心があれば・・・」
ん~深い。
「年だから、覚えられない」と自分を目に見えぬ檻に入れるようになったのは、いつからだろう。
知りたいという気持ちさえあれば「遅い」なんて事はないんだよね。
類まれなエンターテーナーでありながら、哲学すら感じさせるこの漫画。
男女年代を問わずお奨めです