「深夜食堂」 安倍夜郎 小学館
営業時間は深夜12時から翌朝7時まで。店の店主は顔に古傷のあるちょいと厳しい中年男。店に掲げるメニューも豚汁定食と、ビール、酒、焼酎のみ。あとは好きなものを言ってみて、店主が作れれば、出て来るという感じ。こんな店に人が来るのかと思いきや、結構色んな人が来る。そしてその食べ物にまつわる色んなドラマも・・・・
4コマ漫画に出てくるようなデフォルメされたキャラと誰もが一度は食べたことのある料理が相まっていい味を出している作品ですね。取り上げている料理もタコさんに切った赤いウインナー炒めだったり、一晩置いた昨日のカレーだったり・・・なんか昭和の頃の懐かしい雰囲気が立ち込める庶民食堂という感じで。
一見、強面の店主がリクエストされた料理を差し出ながら、訪れる客を温かい目で見ている感じがしてととてもいいです。
食べ物漫画って多いんでしょうか?
一時はグルメ漫画が一世を風靡しましたが、B級というか、ありふれた食べ物を題材にした漫画って多くなりましたよね。
「深夜食堂」が訪れる客たちを見つめる店主からの目線だとすると、完全に客側からの目線なのが、
「孤独のグルメ」谷口ジロー
こちらも一話完結式なんですが、毎回、腹を空かせた主人公の男が目に入った店屋に入り、頼んだ料理を「ウマいウマい」と食べるというもの。
ただひたすらに「食べる」事、そしてちょっと主人公の呟きがハードボイルドぽいところが、男性ウケしそうな作品です
出てくるお店が殆ど何故か東京近郊なので、お近くこの人だったら、実在する店なのか気になってしまうのでは??それにしても食べる量を考えると、何故太らないか不思議ですけど(笑)
一方女性向けなのがこちら
「月夜見亭の主人」青柳たくみ
食べることをおなざりにしていた美大生・若水(おちみず)は或る日、古い民家を改造したカフェ「月夜見亭」の主人に呼び止められて、親子丼を食べさせてもらう。きちんとした食には「美味しさ」という幸せがあるという事を再認識した若水はここ月夜見亭に通うこととなり・・・・
食べることを題材にした女性向きの漫画といえば、よしながふみさんの作品の数々を思い浮かべますが、一瞬、二番煎じか?!と思ったけど、読んでみたらちょっと違いましたね~
よしながさんのは身近にある食材でも美味しいモノは作れ、それが人にどれだけの幸せをもたらすかみたいなモノにコンセプトをおいているとしたら、こちら「月夜見亭」はお料理そのものにスポットをあて、日々何の気なしに食べられている料理に手間とどれほどの思いが込められているかという事を表現しているというか。
月夜見亭のマスターが長髪なのが少々ナンだけど(基本的に男性料理人の髪が長いのは好きではないの)季節ごとに作られる主役の料理の美味しそうな絵もさることながら、人が作り上げる料理というものの大切さ、手作りならではの穏やかで優しい空気みたいなものが伝わってきます。
一話ごとに題材となった料理のレシピが載っているのも嬉しい。
が、意外と作るのが面倒くさそうだ(爆)
やっぱり食べることって幸せの何者でもないのね
でもどうせなら誰かが愛情をこめて作ってくれるお料理が良いわ~なんて思ってしまった3作品でした
営業時間は深夜12時から翌朝7時まで。店の店主は顔に古傷のあるちょいと厳しい中年男。店に掲げるメニューも豚汁定食と、ビール、酒、焼酎のみ。あとは好きなものを言ってみて、店主が作れれば、出て来るという感じ。こんな店に人が来るのかと思いきや、結構色んな人が来る。そしてその食べ物にまつわる色んなドラマも・・・・
4コマ漫画に出てくるようなデフォルメされたキャラと誰もが一度は食べたことのある料理が相まっていい味を出している作品ですね。取り上げている料理もタコさんに切った赤いウインナー炒めだったり、一晩置いた昨日のカレーだったり・・・なんか昭和の頃の懐かしい雰囲気が立ち込める庶民食堂という感じで。
一見、強面の店主がリクエストされた料理を差し出ながら、訪れる客を温かい目で見ている感じがしてととてもいいです。
食べ物漫画って多いんでしょうか?
一時はグルメ漫画が一世を風靡しましたが、B級というか、ありふれた食べ物を題材にした漫画って多くなりましたよね。
「深夜食堂」が訪れる客たちを見つめる店主からの目線だとすると、完全に客側からの目線なのが、
「孤独のグルメ」谷口ジロー
こちらも一話完結式なんですが、毎回、腹を空かせた主人公の男が目に入った店屋に入り、頼んだ料理を「ウマいウマい」と食べるというもの。
ただひたすらに「食べる」事、そしてちょっと主人公の呟きがハードボイルドぽいところが、男性ウケしそうな作品です
出てくるお店が殆ど何故か東京近郊なので、お近くこの人だったら、実在する店なのか気になってしまうのでは??それにしても食べる量を考えると、何故太らないか不思議ですけど(笑)
一方女性向けなのがこちら
「月夜見亭の主人」青柳たくみ
食べることをおなざりにしていた美大生・若水(おちみず)は或る日、古い民家を改造したカフェ「月夜見亭」の主人に呼び止められて、親子丼を食べさせてもらう。きちんとした食には「美味しさ」という幸せがあるという事を再認識した若水はここ月夜見亭に通うこととなり・・・・
食べることを題材にした女性向きの漫画といえば、よしながふみさんの作品の数々を思い浮かべますが、一瞬、二番煎じか?!と思ったけど、読んでみたらちょっと違いましたね~
よしながさんのは身近にある食材でも美味しいモノは作れ、それが人にどれだけの幸せをもたらすかみたいなモノにコンセプトをおいているとしたら、こちら「月夜見亭」はお料理そのものにスポットをあて、日々何の気なしに食べられている料理に手間とどれほどの思いが込められているかという事を表現しているというか。
月夜見亭のマスターが長髪なのが少々ナンだけど(基本的に男性料理人の髪が長いのは好きではないの)季節ごとに作られる主役の料理の美味しそうな絵もさることながら、人が作り上げる料理というものの大切さ、手作りならではの穏やかで優しい空気みたいなものが伝わってきます。
一話ごとに題材となった料理のレシピが載っているのも嬉しい。
が、意外と作るのが面倒くさそうだ(爆)
やっぱり食べることって幸せの何者でもないのね
でもどうせなら誰かが愛情をこめて作ってくれるお料理が良いわ~なんて思ってしまった3作品でした
読む漫画を選ぶ時には参考にさせてもらっております!
今も、以前こちらで紹介されていた「金魚屋古書店」、たれぞ~さんのあのレビューを読んで凄く読みたくなって、はまっていますよ~。1~4巻と「出納帳」上下巻を読みました。
漫画を題材にした漫画って面白い。結構昔の漫画とかメジャーどころも出てきますが半分以上読んだことない作品でした。
そんな中で、金魚屋作中に出て来た漫画の中で一番読みたかったのが「孤独のグルメ」だったのですよ!
あの金魚屋3巻の旅の話も良かったですね。あの時とは表紙の画が違うので文庫版というやつですか?原作者も好きなので、早速読んでみたいと思います。
「深夜食堂」も読んでみたい!
ネット漫画「かへ」も良かったな~。
面白い漫画を見つけてきてくださるのでとても楽しみです!
先日の記事で書かれていましたが、私もレビューをタイミングを逃してして書けないことが多いのですが、漫画レビューは出来るだけくらいついていきます(笑)。
また楽しい漫画、期待してます~。
私はなんとなく惹かれて買ったんですけど、思ったより
面白くって新刊も買ってしまいました・・・
食の漫画っていろいろ出てますけど、どれもそれぞれ
個性があるって思うのと、食べ物を美味しそうにかける
作家さんってすごいな~っていつも思います
あの独特の雰囲気の絵と、庶民的な献立、
わけありそうなオヤジ、お店のママや、歌手や、
ヤクザや、さまざまな職業のお客さん。
う~ん、読ませてくれますね~
しょうゆとソース、どちらか本気で考えました。
「孤独のグルメ」も最近読みました。
井之頭五郎さん、ほんとにすごい食欲ですね~
朝も営業している飲み屋の「うな丼、
生ゆば刺し 京都風、いくらのどぶ漬け」や、
「江ノ島丼セット、さざえの壺焼き
江ノ島丼に蟹の味噌汁、おしんこが付いたセット」
食べたい~!
「月夜見亭の主人」は、読んでないですが、
面白そうですね
でも、かの漆黒のロン毛ドイツ人が料理をしてくれたら、尻尾振って食べちゃうんでしょうね~。かれは、たしか、お菓子作りにかけては大変な腕前でしたね~。ということは、料理もレシピを渡せば、そのままきちんと作るんでしょうね~(妄想の世界に突入…)
ここにいたら絶対に読めないような本を色々紹介してくださって嬉しい限りです。日本に帰省したときに仕入れないと…。
たれぞ~さんとは感じるところが似ていて嬉しいです。
ところが、下の二つは未読なんです。特に 「孤独のグルメ」 は他のマンガブログでも紹介されていて、気にはなっているのですが・・・。谷口ジロー氏は 「犬を飼う」 のしみじみ感や「散歩もの」のまったり感が好きですね。
すっごく興味わきますね~
どっちもすごく読んでみたいなぁ
たれさんったら。。。
食べ物もオススメ上手、本までも!
私が単に乗せられやすいのか?
これより酷い喫茶店を私の友人がやっていました。
開店時間は、気分が向いた時・・・?
出てくる物は、その日、あるもの・・・?
一度、コーヒーを切らしていて、『特別大サービス!?』と云って、ブルマンを入れてお客さんに出したら・・・帰りにマッチの箱の裏に『今日のコーヒーは、格別に不味かった!』と書いてあったのです・・・
本人は反省するわけでもなく、『ブルマンを飲んだことない奴だよ・・・?』との溜まったのです・・・
私が「何時の豆?」と聞くと『開店当時のかな・・・?』だって、それでも10数年営業(?)していましたから・・・ハハハ
彼にまつわる面白話は数え切れないほどありますよ・・・
今度、思い出して記事にしますね・・・
そちらは雪ももっとすごい雪で寒いのでしょうね?
だからね今夜はおでんにしましたよ
袋も入れました、久しぶりに作ったにしては
なかなか美味しく出来ました
おでんの味は、一回でこれってなかなかない
たれ様は鍋かしら?
深夜食堂か、面白そうね読んでみますね
ドラマはあまり見ない人でしたよね?
じゃあ音楽は聴かれるの?
ご存じだと思いますが・・・(笑)
マンガにも色々あるんですね!
「おいしんぼ」ぐらいしか知りませんでした(大汗)
「月夜見亭の主人」のレビューでたれぞ~さんが書かれた言葉にハッとしました。
きちんとした食には「美味しさ」という幸せがある
これは大事ですよね。昨今、中国産の冷凍食品・野菜などの問題が浮上する中、「食」をもっと大事に考えないと大変なことになるなと思います。
しかし、こういう食事もののマンガ読んでいたらむしょうにお腹がすきません?たれぞ~さんのレビュー読んでいるだけでお腹がグゥと鳴りそうです(笑)
「タコさんに切った赤いウインナー炒め」幼い頃大好きでした。
(あんなちっちゃいプリクラですし、前から光が当たってますから、正直あれで1.5割増には良さげに写ってるんですョ…なので恐縮です)
実はあれからすぐに、パソコンがクラッシュしちゃいまして…、昨日やっとネット復活したんですが、今日は週末で旦那さんにパソを占領されてまして…、禁断症状に勝てず、こんな夜中に皆さんのところにご挨拶に伺ってるところなんです。
ところで今回は「食事」がテーマの漫画の記事なんですね。
アッシは「料理」も全然ダメなんですが、実は食べることのほうも、何でも美味しく思う反面、こだわりがなさすぎるというか…
家は旦那さんも仕事やお付き合いの関係で家でご飯を食べることが少ないんですけど、一人だと下手をするとカロリーメイトみたいなもので済ませちゃう…みたいな無頓着ぶりなんです。
だけど去年から今年にかけての冬は、今までにこんなことなかったのに!?って驚くくらいよく風邪をひいちゃいましたし、やっぱ「食べる」ことの重要性…というか、体の為だけでなく、「食べることの喜び」みたいなものも含めて、もっと楽しむ姿勢が必要かもな~って、よしながさんの本などを再読しながら思ってたところなんですョ。
だから、ちょうどタイムリーに面白そうなマンガを紹介していただけて、ありがとうございました!
またこれからも、ちょくちょくお邪魔させていただきたいと思うのですが…今後ともどうぞヨロシクです。