春の味

北海道も日増しに春めいてきました。日に日に雪山の塊が小さくなって、今じゃ日陰の軒下位にしか雪はありません。
春といえば幸い北海道は杉の木が少ないので花粉症に悩まされる人は少ないのですが、本州以南の方は前年の猛暑が響いて大量の花粉が舞っているとか・・・大変みたいですね、ご苦労をお察しします。

話は変わりますが、ウチでは定年退職した父が食事の支度をすることが多々あります。
でも好奇心旺盛なのか？(ある意味チャレンジャーとも言う)突拍子のないこともし、その結果時々口に入れた瞬間「だぁ～」っとコントの志村○んの様に出したくなる味に出くわすこともあります。

今日もやってくれました。

今日の献立
・鯖の塩焼き
・ジャガイモとベーコンとニラの炒め物
・おから煮
・水菜のサラダ(昨日の残り)
・味噌汁とごはん

こんな感じです。
普通でしょ？私も普通だと思ってました。
あるものに出くわすまでは・・・。

ヤツは味噌汁に潜んでました。
見た目は野菜の味噌汁です。少々煮込みすぎたのか、緑の野菜は色が変わっていました。

口にいれた瞬間、なんとも不思議な風味・・・・「なんか味わった事あるぞ、この味」
そして煮込んで色の変わった野菜を噛み締めた瞬間、口いっぱいに苦味が広がります・・・

なんだこれ？！

思わず父の顔を見るとニヤリと笑って「どうだ春の味だぞ」
色の変わった野菜・・・・それはようやく出たばかりの「ふきのとう」を刻んだモノだったのです。(しかも花も開いていたらしい)

春の味はいいけど、せめてふきのとうは天ぷらで出してくれよ、父ちゃん・・・・(脱力)

せっかく作ってくれたモノに対して文句も言えず、黙って食べた私でした。
こんな時、皆さんならどうします？