原爆の日、平和祈り鐘をつく 京都・乙訓の8カ寺で集い

2017-08-08 13:51:31 | 式 celemony
 広島に原爆が投下された6日、「非核・平和の鐘をつく集い」が京都府乙訓地域の八つの寺で行われた。家族連れやお年寄りらが、原爆で亡くなった人たちを悼むとともに、核兵器廃絶と平和な世界を願って、静かに鐘をついた。

 原水爆禁止乙訓協議会などが毎年開催しており、今年で29回目。長岡京市粟生の光明寺には、小学生から高齢者まで約40人が参加した。

 原爆投下時刻の午前8時15分に合わせて、全員で黙とうをささげた後、参加者は一人ずつ鐘をつき、平和への思いを込めて手を合わせていた。

 その後、同協議会事務局長で、被爆2世の米重節男さん(68)=向日市向日町=が、先月国連で採択された核兵器禁止条約の意義や、同条約の交渉会議を傍聴した際の様子などについて報告。各国の代表が核廃絶が進んでいない現状を批判するスピーチを行ったことや、すでに亡くなった方を含めて「ヒバクシャ」と表現する言葉が条約の前文に盛り込まれたことなどを紹介し、「核兵器は禁止されたが、世界からなくなっていない。世界の流れは大きく変わっており、日本も条約に署名するよう、取り組みを進めなければ行けない」と述べた。

【 2017年08月07日 11時35分 】




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