乙訓社寺会の放生会が12日、京都府長岡京市粟生の光明寺で営まれた。神職や僧侶が厳かに儀式を執り行い、人間が生きるために犠牲となった動植物の命に感謝をささげた。
乙訓地域の寺社でつくる同会が2005年から毎年催しており、光明寺で開かれたのは初めて。今回は熊本地震復興祈願法要も合わせて行われ、関係者ら約50人が参列した。
同会会長の國定道晃勝龍寺住職が「熊本地震では、今も多くの人が避難生活を送っている。一日も早い復興を望んでいます」とあいさつ。その後、長岡天満宮の中小路宗俊宮司が祝詞を読み上げ、神楽が奉納された。参拝者は僧侶たちの読経が響く中、焼香し、静かに手を合わせていた。
【 2016年10月13日 11時15分 】
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