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昨秋、市内の飲食店主の有志が地域活性化を目的に集い、プロジェクトが発足した。地元の特産物としてのイメージが定着している竹やタケノコを活用した料理の開発・販売を共通テーマに、併せて見た目のインパクトを大切にするため、タケノコの白と竹炭の黒をイメージカラーに定めた。会費を伴う登録制や、「地元愛」などを条件とする一方、食材の産地や種類、値段設定などは店の自由として参加を募ったところ、居酒屋やレストラン、菓子店など45店が賛同した。
その後、食用の竹炭パウダーやタケノコを練り込んだ麺などの食材の仕入れルートを紹介し合うなどして料理を開発。タケノコのピザなど白さをアピールした一品がある一方で、黒いハンバーガーやパスタ、クレープ、マーブル模様のだし巻きなど、各店が個性的なメニューを編み出した。
登録店にのぼりやマップを配布し、キャンペーンが始まった。リーダーの西田隆広さん(40)は「若竹煮などが定番だったタケノコ料理に、驚きの一皿を増やしていきたい。まずはお客さんにPRして注文してもらうのが課題。登録店の輪を広げ、みんなで地域を盛り上げていければ」と話している。
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【 2011年03月04日 15時37分 】
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