大震災の物故者供養 長岡京・楊谷寺で仏像など展示

2011-12-03 12:24:55 | 式 celemony
関東大震災を題材にした仏画などが並ぶ寺宝展(長岡京市浄土谷・楊谷寺) 京都府長岡京市浄土谷の楊谷寺で、仏像や仏画などの寺宝展が開かれている。今年は東日本大震災の供養も兼ねて、関東大震災を題材に描かれた仏画も展示している。

 寺宝展は毎年6、7月と11、12月に開いている。今回は震災の物故者を供養するために「浄土」をテーマとした。鎌倉時代の作で府指定文化財の「絹本著色阿弥陀如来(けんぽんちゃくしょくあみだにょらい)像」、阿弥陀経の経文で輪郭を形づくった「阿弥陀三尊来迎図」など27点を披露している。

 また、東京市(現在の東京都)の議員を務めた吉村鐵之助氏が1926年に寄贈した仏画も公開している。23年の関東大震災に遭遇した吉村氏が観音菩薩(ぼさつ)の御利益で生き延びられた体験を、画家に伝えて完成した作品で、日下俊英副住職は「仏画を通し、東日本大震災の物故者に思いを寄せてもらいたい」と話している。

 寺宝の公開は3、4日と10、11日のみ。

【 2011年12月03日 10時13分 】

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