京都府宇治市の児童2人が、そろばん計算の成績と速さを競う昨年の「全国そろばんコンクール」小学3年生、4年生の部でそれぞれ全国1位になった。2人は市内の同じ教室に通い、互いに刺激し合いながら学習に励んでいる。
大開小5、年吉田梨乃さん(10)=同市広野町=と、南部小4年、助川嗣門(しもん)君(9)=同市莵道。吉田さんは2年ぶりの優勝、助川君は連覇で、そろって1位になるのは市内で初めてという。
コンクールは毎年、日本珠算連盟などが開催。各都道府県の部門別1位が全国の決勝に進む。昨年12月にあったコンクールには小学生以下から50歳以上まで計12部門に全国から参加し、小学3年生の部に3012人、4年生の部に3733人が挑んだ。
最大10桁の数字を扱う割り算、掛け算、見取り算、見取り暗算の30問を吉田さんは3分7秒、助川君は4分13秒で解いて200点満点を取った。
そろばん教室で一緒に学ぶこともあるという吉田さんと助川君は「練習を続けているのがすごい」と互いに刺激を受け、自宅でも上達に向けて自主的に問題プリントをこなす。
そろっての1位に「とてもうれしい」と笑顔を見せ、2人は「そろばんで勉強していることを生かして、お医者さんみたいに将来人の役に立つ仕事をしたい」などと話している。
【 2018年05月09日 17時00分 】
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