通学路の踏切拡幅 京都・阪急電鉄の変電所前、交通増加懸念も

2017-01-29 10:44:19 | 創 creation
 狭い幅員で児童の通学路として危険視されていた、京都府向日市寺戸町の第4向陽小北側にある阪急電鉄の変電所前踏切がこのほど、拡幅された。安全確保が期待される一方、学校関係者は、車の通行量の増加など周辺の道路事情の変化に気を抜けないでいる。

 市によると、同踏切はこれまで幅約2・4メートルで離合ができず、下校時の児童や住民と通過する車が接触するなどの恐れがあった。長年、地元から安全確保を望む声が上がっていたという。

 市は2008年に阪急電鉄と協議を開始。12年の亀岡集団登校事故を契機に対策が本格化し、市は周辺の道路拡幅のため、踏切に隣接する同社変電所の敷地の一部を取得。昨年3月に同社が工事を始め、今年1月20日に使えるようになった。

 新しい踏切は両脇に遮断機を配し、幅は約7・5メートルに拡大。車の離合ができるようになり、路面に緑色の舗装を施して歩道を約2・5メートル確保した。第4向陽小の児童が早速、広くなった踏切を通って登下校している。

 同小の縄手健也校長は「便利になって車が増えることも懸念され、通学時間帯の通行禁止を守らないドライバーもいる。歩道の配置なども含めて道路環境の変化を見ながら、児童へ注意を促す」と話す。

【 2017年01月24日 10時38分 】


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