タケノコに「暖かい布団」 産地・向日で土入れ作業

2011-12-15 19:40:16 | 商 trading
土入れ作業をする栽培農家(京都府向日市寺戸町) 一面にワラが敷かれた地面に、一輪車から赤茶色の土がひっくり返された。丁寧に薄く広げられていく。別の竹林では土を崩し、掘り起こす重機の音が響く。京都府向日市寺戸町の竹林で、タケノコを栽培するための土入れ作業が最盛期を迎えている。

 夏の間に地中深く伸びた竹の根を寒さから守り養分を与えるため、まず地面の表面にワラを敷きつめ、その上に柔らかい土を敷く。その繰り返しで、さながら冬眠用の暖かな布団のような状態を保つ。歩くとクッションのように心地よい。

 急斜面で重機を操作する作業は危険と隣り合わせで、一輪車で土を運び、薄く広げるのも手作業による重労働だ。栽培農家がこうした手間と労力をかけてこそ、柔らかくエグみの少ない乙訓産特有のタケノコを春先に収穫できる。

【 2011年12月15日 11時09分 】

京都 佃煮 京こばち 竹の子ふきしぐれ 130g
京たけのこ 小川
小川食品工業株式会社


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