昨年発足した京都府大山崎町シルバー人材センターの女性委員会が、本格的に活動を始めた。6、7月にはPRを兼ねた着物着付け教室を開催。今後は独居高齢者への生活支援を強化する予定で、「女性の力を社会に役立てたい」としている。
同センターの会員209人(4月1日現在)のうち女性は65人。女性会員を増やそうと、同センターが昨年7月から協議を進め、11月にメンバー5人で女性委員会を立ち上げた。
同町円明寺の中央公民館で開いた着物着付け教室は、女性委員会初の活動で、計2日間で約20人が参加した。着付けの資格を持つ同センターの女性会員2人が講師を務めた。
参加者は女性会員の説明を聞きながら、持参した浴衣の着付けに挑戦。「すぐ着崩れるんやけど、どうしたらいい」「帯をきれいに締めるには」。参加者からの矢継ぎ早の質問に、女性会員2人は丁寧に答えていた。
8月からは、会員が希望者の家に出向いて割安で着付けを教える出張教室や、理容師免許を持つ会員による出張散髪も行う予定という。また、町内の独居高齢者 約700人を対象に行っている部屋の掃除やごみ出しなどの生活支援について、料金体系を現在の「1時間千円」に「30分500円」も加えることで、より利 用しやすくする。
中西晴子会長(68)は「困っている独居高齢者の役に少しでも立てたら。そのためにも女性会員を増やしていきたい」と話している。
【 2014年07月17日 11時15分 】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます