高騰してますが…市役所で「100均」野菜 京都・向日

2018-01-29 12:56:27 | 商 trading
 京都府向日市内で収穫した野菜を100円均一で即売する「愛菜楽市」が、同市寺戸町の市役所で開かれている。平日の開庁時間に実施しており、1日の売り上げが数万円になる日もある。昨年12月18日からはダイコンやハクサイなどの200円均一のコーナーも設置。いずれも好評を博している。

 100円均一の即売は、市内の農家が市役所で土曜日に開いている野菜市「愛菜楽座」の常設版として10月から始めた。市役所別館の入り口近くに販売コーナーを設け、ネギやレモン、ミニトマトなど、主に朝のうちに収穫した野菜を農家が持ち寄っている。無人販売形式で、来庁者らが竹筒にお金を入れて目当ての野菜を持ち帰っている。

 先月から出回るようになった冬野菜は100円では利益が出ないため、200円均一も始めた。市役所本館の正面玄関付近にリヤカーを置き、荷台に乗せた籠の中に野菜を入れて販売。

 愛菜楽市会長の森山佳之さん(47)=向日市上植野町=は「(野菜を持って得意先を一軒ずつ回る)振り売りをイメージした」と説明する。

 市内の各農家が畑で即売をしているが、日によって売っている野菜が違うため、畑をあちこち回る人もいるという。こうした事情も踏まえ、森山さんは「市役所に常設の販売所を作って実験的に始めた」と話す。

 どの野菜にも、値札に出品者の名前が印字されている。200円のコーナーでハクサイを買った田山育子さん(71)は「スーパーなら300円ちょっとはする。新鮮だし、とてもお得。生産者が分かるのも安心感が持てる」と笑顔を見せる。

【 2018年01月24日 10時10分 】


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