竹の花かごで仮設に和みを 向日の中学生ら制作

2011-12-13 19:15:36 | 式 celemony
東日本大震災の被災地へ贈る竹かごなどを箱詰めする生徒たち(向日市物集女町・西ノ岡中) 京都府向日市物集女町の西ノ岡中1年の生徒が、東日本大震災で被災し仮設住宅で年越しを迎える人たちの心が少しでも和めばと、市特産の竹で花かごなどを作り、13日に現地に向けて発送する。

 同中は震災後、震災を考える授業や被災地支援に向けた取り組みを継続。岩手県釜石市から元市職員や防災教育を指導した研究者から話も聞いた。

 花かごは、厳しい冬を迎える人たちに、心の温まるものを届けようと1年生119人全員が10月~11月の2カ月間、総合学習や放課後の時間に製作。市竹産業振興協議会長で、同中のPTA会長も務める田中益一さん(57)の指導で、PTA会員や同中OBなど住民20人余りが作り方を学び、生徒への指導や補助で協力した。

 花かごは、波の形をした装飾が上部に四つ施された、一輪挿し用の「四海波花かご」。直径10~20センチと大きさはふぞろいだが、手作り感が伝わってくる。「一歩ずつ前へ進みましょう」などメッセージカードも添えた。ほかにも、男子も含め全員で編んだという毛糸のカイロ袋も。校内での募金活動で集めたお金で買った携帯カイロと合わせて贈る。

 12日に全4クラスの代表が集まり、箱詰めを終えた。講演で来校した前釜石市消防防災課長の末永正志さん宅へ13日に発送し、仮設住宅などに配ってもらう。生徒の村上眞也子さんは「寒くなるので、少しでも役に立てば」と話している。

【 2011年12月13日 12時41分 】

竹青 四海波 盛皿 小
クリエーター情報なし
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