大仏鉄道120年祝い、市役所に垂れ幕 京都・木津川

2018-04-29 11:21:10 | 歴 history

 明治期に加茂―奈良駅間を約9年だけ運行した関西鉄道大仏線(通称・大仏鉄道)の開業から今年で120年になるのを記念した垂れ幕(長さ5メートル)を、京都府木津川市の市民グループが市に寄贈した。市役所の駐車場入り口脇に掲げられている。

 寄贈したのは「鹿背山の大仏鉄道遺産に親しむ会」(冨永禎一会長)。かつて市内の関西文化学術研究都市の開発で、大仏鉄道の遺構の「赤橋」「梶ケ谷隧道(ずいどう)」が取り壊される可能性があったため、10年ほど前に住民らが結成して保存をアピールしてきた。

 会の要望が実って遺構は残され、29日にJR加茂駅などで開催される「大仏鉄道フェスタ」でも「遺構めぐりルート」となる。同会は「記念の催しが盛り上がってほしい」と期待する。

 垂れ幕は来年3月末まで掲げる予定。

【 2018年04月28日 15時00分 】



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