新春の宇治茶、全国に初出荷 京都・辻利一本店

2018-01-09 10:13:37 | 商 trading
 新春恒例の宇治茶の初荷出荷式が4日、京都府宇治市宇治の老舗茶問屋辻利一本店であった。新店舗が一昨年秋にオープンし、今年は同社創業地の宇治橋通で催した。

 かつて各茶問屋が年初めに行っていた縁起担ぎの行事。同社は昨年まで宇治田原工場(宇治田原町湯屋谷)で開催してきた。

 今年の初荷は計1043キロ、384万円相当。加工向けの抹茶や玉露の需要が好調で、昨年よりも高値となった。

 宇治橋通の一帯では茶問屋が5社、営んでいる。同社の店頭には「初荷」と書かれたのぼりが掲げられ、そろいの法被に身を包んだ辻俊宏社長(56)や社員らが小梅と昆布入りの大福茶で乾杯した。全国の小売店に送る商品を積み込んだトラックを前に、辻社長は「伝統行事として、この地で今後も続けていきたい」と語った。

【 2018年01月05日 09時31分 】


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