正月準備を始める「事始め」にあたる13日、京都府向日市向日町の向日神社でしめ縄を作って飾る作業が行われ、長岡京市天神の長岡天満宮には来年のえとを描いた大絵馬が掲げられた。
長岡天満宮では八条ケ池東側にある大鳥居前と、本殿に向かう石段脇の計2カ所に縦2・7メートル、横3・6メートルの絵馬が設けられた。京都市の日本画家三輪晃久さんの作で、天をつかむような姿と愛嬌(あいきょう)ある表情の「辰」が、「開運」の文字とともに描かれている。
職員と施工業者が大型絵馬を慎重に運び込み、くぎを打ち込んで固定した。境内では福梅の販売も始まった。中小路宗俊宮司(52)は「今年は大震災や欧州の債務危機など、大変なことが多かった。来年は平穏で、辰のように上り調子の年になってほしい」と話した。
■力込め、しめ縄作り 向日神社
向日神社境内では、宮座のうち上植野区と鶏冠井区の氏子が朝から作業を行った。計36本飾るしめ縄のうち鶏冠井区は参道の大鳥居や社務所など6本を担当した。
本殿内外の2本を受け持つ上植野区は稲わら10束を広げ、太い縄に編んでいった。稲わらは、しなやかで茎が長いもち米を専用の田んぼで栽培し、さわやかな青味が残るように陰干しで自然乾燥させたという。力を合わせて太く巻き上げ、はみ出したほつれをはさみで丁寧に切りそろえた。作業のそばでは向陽小児童がマラソンで参道を駆け上がり、保護者の声援が響いた。
【 2011年12月14日 11時52分 】
長岡天満宮では八条ケ池東側にある大鳥居前と、本殿に向かう石段脇の計2カ所に縦2・7メートル、横3・6メートルの絵馬が設けられた。京都市の日本画家三輪晃久さんの作で、天をつかむような姿と愛嬌(あいきょう)ある表情の「辰」が、「開運」の文字とともに描かれている。
職員と施工業者が大型絵馬を慎重に運び込み、くぎを打ち込んで固定した。境内では福梅の販売も始まった。中小路宗俊宮司(52)は「今年は大震災や欧州の債務危機など、大変なことが多かった。来年は平穏で、辰のように上り調子の年になってほしい」と話した。
■力込め、しめ縄作り 向日神社
向日神社境内では、宮座のうち上植野区と鶏冠井区の氏子が朝から作業を行った。計36本飾るしめ縄のうち鶏冠井区は参道の大鳥居や社務所など6本を担当した。
本殿内外の2本を受け持つ上植野区は稲わら10束を広げ、太い縄に編んでいった。稲わらは、しなやかで茎が長いもち米を専用の田んぼで栽培し、さわやかな青味が残るように陰干しで自然乾燥させたという。力を合わせて太く巻き上げ、はみ出したほつれをはさみで丁寧に切りそろえた。作業のそばでは向陽小児童がマラソンで参道を駆け上がり、保護者の声援が響いた。
【 2011年12月14日 11時52分 】
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