鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4994回】 早期リタイアなんて自分には無理

2024年09月01日 | 住宅コンサルタントとして
台風10号の影響で4日間、自宅におります。

2015年に自宅を建てて以来、
というか、コンサルになった2005年以降、
長期休暇でも自宅に4日間も居たことが無く、
ぶっちゃけ時間を持て余しております。

日頃、2連休や3連休があると、
日本全国の住宅会社やモデル店舗の調査をすぐに入れるので、
自宅でゆっくり過ごすのは、コロナ禍の時以来です。

時間がたっぷりあるので、
趣味の料理でもやろうと思い、
5品ほどつくったのですが、
時間が膨大にある中で料理をつくっても
あまり楽しくないのです。

家に居る時間がほとんど取れない中で
限られた時間の中で料理をするからこそ、
自分にとって料理は楽しいのではないか、と
今回、初めて気づきました。

いつでも○○できる、という時間的余裕は、
どうやら私にとってはマイナスにしか働かないようです。

そんなことを考えている中で、
以前、福岡で乗ったタクシーの運転手さんのことを思いだしました。

天神から博多までタクシーで移動したのですが、
その運転手さんの言葉遣いやコミュニケーション力に
只者ではないと感じましたので、
運転手さんにいろいろと質問をしました。

するとある企業の役員さんだったそうで、
休みもほとんどなく、猛烈に働いてきたのだそう。

以前から釣りが趣味で、
時間がなかなか取れない中、
たまの休みの日に行う釣りが楽しくてしょうがなく、
いつか引退したら大好きな釣りを楽しみたい、と思っていたそうです。

で、50代でリタイアをし、
大好きな釣りに毎日行ける日常となったそうですが、
釣りに毎日行けるとなったのにも関わらず、
その暮らしは1週間で飽きてしまったとのこと。

クソ忙しい中で何とか時間を確保してやる釣りが
自分は好きだったのだと気づいて、
そこからもう一度仕事をしようとタクシーの運転手をされている、
とのことでした。

私もおそらく、趣味の旅行や料理も、
日々忙しい中で何とか時間をつくってやるから楽しいのであって、
余るほど時間があると、楽しくできないのではないか、と
改めて思いました。

日々のお仕事があることに感謝、
ご縁を頂戴しているクライアント様に感謝し、
全力で取り組みたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする