鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5006回】 経営陣の役割

2024年09月13日 | 住宅コンサルタントとして
小さな工務店さんの場合、
経営者は経営しながら実務をやるケースは多いです。

ところが順調に会社が成長し、組織が大きくなってくると、
経営者や経営陣の役割は変わってきます。

まずは目標を定める(ビジョン)。
そこにどうやって到達するのかを明確にする(戦略)。
戦略に沿って各部署が正しく進めているか、
定期的にチェックし、改善のアドバイスをする。

このように、目標を設定し、
そこに組織を正しく進ませる、という役割があります。

その他にも、現場のスタッフさんが
仕事をやりやすくなるよう環境を整えていく、
ということがあります。

スタッフさんを評価するしくみを整えたり、
業務がより効率的にできるよう、新たなシステムを導入したり、
社員さんの能力を高めるための研修を企画したり。

そして住宅会社として、とても重要なのが、
自社の営業マンが胸を張ってお客様の前に立てるよう、
本当に良い家づくりを目指して仕事をすることと、
ミスやクレームがあった際、
それらの対応を最優先にすることです。

「ウチの会社は本当にお客様の方を向いている」
「良い家をつくるために全力で取り組んでいる」
「何かあった際もお客様のためにできることを
最優先で取り組む会社である」

と営業マンが思えなければ、
堂々と胸を張ってお客様の前に立てないのです。

組織が大きくなってくると、
こうした環境をつくることが経営陣の役割なのです。

経営陣はドンドン裏方に回らなくてはなりません。

主役は営業さんや設計さん、監督さん、コーディネーターさんたちで、
経営陣は大道具さん、音声さん、照明さんのイメージですね。

とにかく社員さんが胸を張ってお客様の前に立てる会社を
つくっていきたいものです。

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