昨日、お伺いしていたクライアント様で、
コンサル終了後、最新のモデルハウスを見学させていただき、
社長自ら説明をして下さいました。
現状、営業は社長一人でされていて、
来期分の15棟と再来期分も9棟、決まっている、
非常に生産性の高い工務店さんです。
(営業・設計・コーディネーター・工事1名ずつの会社です)
経営者自ら営業している場合、
当然ながら自分の人生を賭けて営業されているので、
圧倒的に営業力は高くなります。
にしても、営業に関する決定率が(一般的な営業マンに比べ)高い、
と私は感じておりました。
その理由が昨日、分かりました。
結論から言うと、モデルハウスを見て私が直感で感じたことを
その社長は、非常に分かりやすく解説して下さるのですが、
それが何とも言えないくらい、心地よいのですね。
もちろん、社長の人柄もあるのですが、
それだけではない心地良さがあるのです。
そのポイントは、社長の言語化能力の高さにあるのです。
人間、右脳の方が圧倒的に情報処理スピードが高く、
建物を見た時に右脳がいろんなことを感じます。
何か素敵、とか、何とも言えない味があるなぁ、とか、
ちょっとここ狭いよなぁ、とか・・・。
その右脳が感じた瞬間的に感じたことを
普通の方はなかなか言語化できないのですが、
右脳が感じたことをさりげなく言語化して差し上げた時、
人は「なるほど!」と深く納得するのです。
このクライアント様の社長のモデルハウス案内が
まさにそういうスタイルだったのですね。
リビングのチェアに座って窓から外の風景を見た時、
私、「なんかメッチャ居心地よいなぁ」と感じたのですが、
そう感じる理由を簡潔に社長が説明して下さるのです。
設計士の設計コンセプトであったり、
こういう風景を見て欲しいので、この位置に窓を設けたとか、
更にはここからキッチンの方を見た際に
奥行き感を非常に感じるが、それが空間的な広さを感じるとか、
それはもう見事に心地よかったです。
お客様が直感的に感じたことを言語化して差し上げると、
お客様は非常に心地が良くなるのです。
皆さんはこういう接客ができているでしょうか?