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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4564回】 右脳で直感的に感じたことを言語化する力

2023年06月29日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

コンサル終了後、最新のモデルハウスを見学させていただき、

社長自ら説明をして下さいました。

 

現状、営業は社長一人でされていて、

来期分の15棟と再来期分も9棟、決まっている、

非常に生産性の高い工務店さんです。

(営業・設計・コーディネーター・工事1名ずつの会社です)

 

経営者自ら営業している場合、

当然ながら自分の人生を賭けて営業されているので、

圧倒的に営業力は高くなります。

 

にしても、営業に関する決定率が(一般的な営業マンに比べ)高い、

と私は感じておりました。

 

その理由が昨日、分かりました。

 

結論から言うと、モデルハウスを見て私が直感で感じたことを

その社長は、非常に分かりやすく解説して下さるのですが、

それが何とも言えないくらい、心地よいのですね。

 

もちろん、社長の人柄もあるのですが、

それだけではない心地良さがあるのです。

 

そのポイントは、社長の言語化能力の高さにあるのです。

 

人間、右脳の方が圧倒的に情報処理スピードが高く、

建物を見た時に右脳がいろんなことを感じます。

 

何か素敵、とか、何とも言えない味があるなぁ、とか、

ちょっとここ狭いよなぁ、とか・・・。

 

その右脳が感じた瞬間的に感じたことを

普通の方はなかなか言語化できないのですが、

右脳が感じたことをさりげなく言語化して差し上げた時、

人は「なるほど!」と深く納得するのです。

 

このクライアント様の社長のモデルハウス案内が

まさにそういうスタイルだったのですね。

 

リビングのチェアに座って窓から外の風景を見た時、

私、「なんかメッチャ居心地よいなぁ」と感じたのですが、

そう感じる理由を簡潔に社長が説明して下さるのです。

 

設計士の設計コンセプトであったり、

こういう風景を見て欲しいので、この位置に窓を設けたとか、

更にはここからキッチンの方を見た際に

奥行き感を非常に感じるが、それが空間的な広さを感じるとか、

それはもう見事に心地よかったです。

 

お客様が直感的に感じたことを言語化して差し上げると、

お客様は非常に心地が良くなるのです。

 

皆さんはこういう接客ができているでしょうか?


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