歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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憂愁の事

2012-03-24 19:02:08 | 日常
窪田さん、ご病状、ややぶり返し。わたしもなんだか、寂しくってしかたがない。天気のせいかしら。窪田さんに家族、自分にも息子があり、孤独死する状況にはない。でも、何かしら苦痛を伴う日常を生きて、手に入れたい状態が、おもうように手に入らない。憂愁がある。

肉と心と魂と……。自分のすべてが分かっている人など、いない。

わたしは、自分の、魂のことなら、よく分かる。

利にうとい。身体や、物質のこと、分からない。居心地がわるくない程度でいいと、おもってる。だけど、もし居心地がわるくても、そこに自分の魂の仕事があるとおもううちは、逃げ出さないでいるだろう。

自分の、心のことも、分からない。いま、とても寂しいけれど、酒場の人たちみたいに、んじゃパアーッと誘い合わせてカラオケ行こう、って、ならなくて、意地を張っているのでもない。心は寂しいのだけど、流されたくない気持ちのほうが強い、いつも。

誰かに手を、握っていてほしい。だけどわたしから、握ったって、いいんだ。

愛について。

ずっと、下手なままだとしても、伝えないよりはいい。伝えようとするうちに、きのうよりは、うまくなってくる。少しずつうまくなれたら、またそれで、誰かに何かを、伝えるちからに、なってくる。

自分の、魂のことなら、よく分かる……。よかれとおもうことを、続けてゆきます。

あなたの魂が、恵方へと向かわれますように。


で、ご飯。


セロリと新玉葱の牛しゃぶサラダ。
甘めのぽん酢に、生姜醤油ブレンドのたれで和えました。

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男の一人旅

2012-03-24 01:36:13 | 日常
初めて一人で電車に乗せたのが、小学2年の夏。単独、新幹線で、大阪の実家へ。
のぞみ号でした。
発車のときの、緊張した顔、覚えています。

ずっとな~

わたしが事故か何かで突然おっちんだら、この子、一人になるやん。
一人旅、させておかな、

って。

それ以来、鉄道好きが高じまして、
これらは、13歳の夏、男のひとりたび……にて、撮られた写真。

わたしの、公式ホムペのファイルマネージャーに、
知らないあいだに、どれと区別のつかない、似たような駅の写真が大量にストックされてて、
自分のページを作ろうとしたらしいのです。
感動的な写真は、ほとんどありません。
ありふれていることこそが、大切であるかのように。

駅が好きみたい。写真のほとんどが駅舎。
待合室に活けられた花の写真や。

自分の場合、線路の続いているのを見ると、胸がぎゅーっとなります。
架橋も、たまりません、、、



富士山。



この写真は、地方の駅の。上り下りするひとのうしろすがたが、いつかのわたしたちのような気がして。



手前左に伸びるのは、待避線でしょうか。日本の鉄路に、いくつも……。



わたしだったら撮らない写真。息子の人となりが、表れているとおもう。



真夏……入道雲が、いい感じ。富士根駅舎。

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