みなさん、こんにちは!
さて、ブログのタイトルですが国民的に人気のあるアニメーション映画の名前デス。
ワタクシ博物館スタッフも大ファンで、テレビ放送含め10回くらいは観たと思いマス。
それが田川市石炭・歴史博物館のブログとどう関係があるのかと申しますと、映画をご覧になった方はお分かりと思いますが、物語冒頭の舞台が、実は炭鉱町なんですヨ!
物語がクライマックスを迎える天空の城のイメージがあまりにも強くて、みんな忘れがちではありますが(汗)、主人公とヒロインが出逢う場所は、まぎれもなく炭鉱の竪坑の上なのデス!
※これ以上はネタバレになりますので、未見の方はゼヒ映画でご確認くださいマセ♪
(写真は田川市の伊田竪坑櫓デス)
もちろんコレはSF・ファンタジー映画。
基本的に全て創作なので、現実の炭鉱とは異なりますし、色々な要素を組み合わせて創られていますので、同じ風景が現実に存在するワケではありませんが、制作会社のホームページによりますと、物語の舞台として「大いに参考にした場所」として、『イギリスのウェールズ地方』が挙げられていますデス。
ウェールズと言えば、世界で最初に産業革命を起こした大英帝国(イギリス)の中で、そのエネルギー源となる石炭を供給した産炭地として有名です。
最盛期には600以上の炭鉱があり、特に南ウェールズの石炭は品質が高く、「ブラックゴールド(黒い金)」とも呼ばれ、イギリスの近代化に貢献しましたが、日本と同じくエネルギー革命により閉山が続き、現在はほぼ操業が止まってしまいました。
しかし、近代史に大きな足跡を残した石炭産業を後世に語り継ごうと、現地ではさまざまな取り組みが行われています。
そのひとつが、その『産業景観』が『世界遺産』に登録されている、製鉄・炭鉱の町ブレナヴォン(Blaenavon)にある、閉山した炭鉱をそのまま利用して体験型ミュージアムにした「ビッグピット国立石炭博物館」(Big Pit: National Coal Museum)です。
実際にココで働いていた炭鉱夫がガイドを行い、地下90mまで降りて坑道を歩くアンダーグラウンドツアーが人気だそうです。
上記、ストリートビューを見ていただくと分かりますが、田川の伊田竪坑櫓(いた たてこうやぐら)に何だか似ていると思います。
それもそのはず、先日のブログ記事でもご紹介しました通り、伊田竪坑櫓はイギリス様式で、材料もイギリスから輸入されたものだからなのデス。
遠く10,000km離れた同じ炭鉱町で、同じように竪坑櫓をシンボルに、炭鉱の歴史を伝える博物館として活動していることに親近感が湧きますネ♪
ワタクシもいつの日か訪ねてみたいモノです。
そんな竪坑櫓がお出迎えしてくれる当博物館に、ぜひ遊びに来てくださいネ!