みなさん、こんにちは。
博物館には教育の場としての役割があります。
そんな学校教育の一環として、博物館には学校からの「社会科見学」の児童・生徒さんもたくさん来ていただいております。
先日、一学期に当館へ社会科見学に来られた飯塚市立菰田(こもだ)小学校5年生の担任の先生が再度訪問され、ご自身のお御礼状とともに生徒さんの感想を寄せ書きにして届けてくださいました。
※復元炭鉱住宅展示場の受付横に掲示させていただいています。
見学に来られたとき、解説担当者がお話したことを熱心に筆記されていたことを思い出します。
学校に帰ってからも、さらに学習を深められたようで、思いがけなく沢山の感謝をいただき恐縮しました。
これほどしっかりと考えてもらえたこと、解説担当者としても冥利につきます。
この場を借りて深くお礼申し上げます。
見学の当日は、山本作兵衛翁の炭坑記録画を中心に、石炭の起源、石炭の発見、採掘の歴史、採炭の道具や機械、石炭採掘に携わった人々の苦労と災害、そして、その努力のおかげでなされた我が国の近代化と今の便利な生活、また、石炭の現在と未来などについてお話しさせていただきました。
こうした事に理解を深めていただき、生徒の皆さまの学習のお役に立てれば何よりです。
これを励みに私どももなお一層充実した解説になるよう努力してまいります。
現在当館は、本館改装中のためご覧いただける範囲は復元炭鉱住宅のみとなっており、炭坑記録画を始め炭坑資料は仮の展示となっておりますが、皆さんのご希望に沿った解説にも鋭意お応えしますので、ご来館の節はどうぞご遠慮なくお申し付けください。