ニイハオ!
博物館、中国語担当のフィフィです!
9月1日から4日間、日台の石炭産業についての文化交流のため、今年二回目の台湾訪問に行ってまいりました。
今回もたくさんの皆さんとふれあい、お話をお聞きしたのですが、そのお一人に周朝南(シュウチョウナン)さんがいらっしゃいました。
周さんは17歳から炭坑で働きはじめ、それから50年間炭坑マンとして勤め上げられた方です。
最初は、手掘り採炭の後山(あとやま)として頑張って働き、最後は炭鉱の保安監督者になったそうです。
注※【後山】は初心者、【先山】(さきやま)は熟練者のことをいいます。
67歳で定年退職し、現在も新平溪(シンピンシィ)煤礦(石炭)博物園区の、安全管理担当として、73歳になる今も活躍なさっています。
69歳からパソコンを始めた勉強家の周さん。
平溪地区の炭坑の歴史を記録している写真や動画などをパソコンで整理・管理されており、色々な資料を拝見させていただきました。
私が日本に帰国したあとも、パソコンを使った素敵な画像を送ってくださいました。
とってもお上手でしょ?
周さんは、山本作兵衛氏の炭坑記録画を見て、とても羨ましそうな顔をしていました。
『自分も写真や動画を通して、台湾の石炭の歴史を後世に残したい』とおっしゃられていました。
また、次に機会に周さんに会えるのが楽しみです。
もし、台湾に行かれることがありましたら、ぜひ、新平溪煤礦物園区へ遊びに行ってみてください!
台北市から電車で2時間弱ほどかかりますが、沿線の風景は有名な観光スポットですし、台湾の色々な風景を楽しみながらのショートトリップも楽しいですよ!