17日(土)と18(日)は、コロナウィルス感染症対策を講じたうえで、年度初めの博物館行事を開催しましたので、その報告です。
まず、17日(土)は交流キャラバン展関連イベント「炭鉱の記録、世界の記憶」として、第1回交流講演会を行いました。
トップバッターは、日比野利信さん(北九州市立自然史・歴史博物館学芸員)による「近代の筑豊と北九州」について講演されました。 講演する日比野さん
日比野さんは北九州市の成り立ちが、古代・江戸時代はもちろん、明治時代からの鉄道・石炭などを通して田川地域
と深い結びつきがあることや、渋沢栄一と安川敬一郎の関係、ポスト工業都市の最前線など、多岐にわたる内容でした。
そして、北九州市と田川地域と結びつきは今後も密接不可分であると、将来の展望も語られました。
18日(日)は、遠賀川流域の古墳同時公開(春季)を行いました。
1年ぶりの開催となりましたが、県内から小学生から年配の方が見学に来られました。
小学生は、石室が見学できる古墳を制覇したい!!な、と意気込んでいました。
私も若いころはそのように思っていましたが、その気持ちを若者に託したく、
いつもより(?)熱を込めて解説しました。
遠賀川流域の古墳同時公開は、秋の開催を計画しています。
詳細はホームページ等でお知らせしますので、楽しみにお待ちください。