私の場合ですが、セントポーリア栽培において活力剤なるものは今のところ基本的には使っていません。
唯一、HB101だけはたまに使っています(ストレス軽減効果がありそうなので)
でもセントポーリアでよく使われているメネデールは全く使っていません。
と言いますか、使う意味がわからないから使っていないというのが正確な表現でしょうか。
メネデールは鉄(二価鉄イオン)が主成分のようですが、以前猫の記事で鉄は危険という記事を書きました。
実はヒトや動物だけではなく、植物でも同じだということを存知ですか?
-上記抜粋-
この様に植物にとって鉄はその成長にとって絶対に必要ですが、しかし、細胞内に過剰の鉄イオンが遊離の状態で存在すると、次のような反応のために危険な状態になります。植物体内では、特に光合成をしている葉では、常に活性酸素が発生しています。これはご質問にありますように過剰の光エネルギーにさらされるとその発生量は多くなります。活性酸素による障害を抑えるため多くの酵素やアスコルビン酸のような抗酸化成分が活性酸素を消去しています。しかし、鉄イオン、とくに2価の鉄イオン、Fe(II)、が細胞内にあると、次の反応で過酸化水素(H2O2)から、活性酸素の内で最も反応性の高いヒドロキシル・ラジカル(OH)が生じます。H2O2と同時に発生するO2- (スーパーオキシド)がFe(III)からFe(II)を再生し、この反応によってH2O2からOHが連続的に生成するようになります。OHは細胞内の成分を無差別に酸化し、細胞障害を引き起こすため、細胞内に遊離の鉄イオンが存在することは植物にとって非常に危険です。(動物にとっても同様で、ヒトでも鉄過剰症が知られています。)
はい、ということでですね、メネデールのような二価鉄イオンが細胞内に流入すると活性酸素種の中で最も毒性の強いヒドロキシラジカルが発生してしまうんですね。
セントポーリアがダメージを受けた時(活性酸素の発生)というのは、どういう状況なのかを考えてみましょう。
環境の変化(高温低温)、植え替えなどですね。
で、こういう時は植物というのはダメージで様々な能力が低下しているんですね。
例えば植え替えの場合は吸水能力(根を切ってしまうので)光合成能力等々。
そして抗酸化能も低下。
ヒトで例えるなら足を骨折、腕を骨折の満身創痍、炎症も起こるしストレスになりませんか。
そこへ炎症を促進する物質を入れたらどうなるか想像に難くないです。
そんな時はセントポーリアもストレスで活性酸素がたくさん発生してしまいます。
そのような時にですね、メネデールのような二価鉄イオンが流入してきたらどうなるかということですね。
はい、そうです、活性酸素それもヒドロキシラジカルが大量に発生してしまうわけですね。
そしてヒドロキシラジカルを除去する能力も植え替え等のダメージによって低下してしまっている状態なわけですね。
こういう知識があれば植え替えにメネデールを使うという発想は思い浮かびません。
効能として強いて言えば、二価鉄イオンを与え猛毒のヒドロキシラジカルを発生させて、炎症を起こしセントポーリアに極度のストレスを与えて生命の危機を感じさせて興奮状態にし刺激を起こし、発根や成長を促すということに使えるかもしれませんが。
というかそういう効果を期待して使っているんだと思いますが。。。
でもストレスフル状態のセントポーリアはメネデールを使い続ければ予後不良になるかもしれませんけどね。
※ヒドロキシラジカルは活性酸素の種類の中で最凶です。
ついでに言うと細菌はその増殖において鉄を細胞内に取り込むので、細胞内の鉄過剰、または遊離鉄が多いと細菌が繁殖しまくりです。
このように余計な鉄は百害あって一利なしなんですよ。
他の活力剤でもリキダスも個人的には使わないですね。
過剰なカルシウムは細胞を興奮させるので、一時的には成長が良くなるかもしれませんが、過剰に与えるとアポトーシス(細胞死)を引き起こすかもしれません。
そのうち植物がくたびれてしまうでしょう。
セントポーリアのリングスポットは、冷たい水がかかったり、水が葉に付着したまま室温が低下すると起こりますが
これもカルシウムが細胞に流入しクロロフィルが消失、細胞死が原因なのだそうです。
クロロフィルは以前記事に書きましたがマグネシウム複合体ですね。
もしかするとセントポーリアのマグネシウム含有量が少ないと(または相対的カルシウム過多)、リングスポットやカルシウムの害が顕著になるかもしれません。
豆知識としてマグネシウムと鉄、カルシウムとマグネシウムは拮抗します。
今まで書くことを躊躇していたんですけれど、ついに書いてしまいました。
メネデールについては数十年前から推奨されていて、使っている方も多く反感を買うだろうから書きませんでしたが(人は自分が信じる事柄に関してネガティブな情報があるとなぜか怒る方が多いようなので…確証バイアス?宗教に近い気もしますね)
でもやっぱりおかしいと思う事は書きたいです、セントポーリア初心者のくせにごめんなさい。
使っている方も機序を理解して使っているのかなぁと疑問に思いましてね。
昔から使われている、本に書いてある、ベテランの方が書いているから使うのでしょうけれど
そして機序を理解して使っているなら良いのですが、ただ良いとだけ思い込んで使っている場合は色々と怖いなぁと思いましてね。
短いスパンで植え替えて、濃い肥料を与えて、活力剤や毎月の殺菌剤でストレス、大量の活性酸素を発生させ、勢いがなくなるから葉挿しで更新して作り直す。。。
そりゃ勢いもなくなりますよねって話です。
いじめて咲かせているようなものではないでしょうか。
ちゃんと管理できているベテランの方は良いでしょうけれど、これからセントポーリアをはじめてみようと思う方がこのような栽培管理ができますかって話なんですよね。
ユカコのレッドステイン問題ももしかすると活性酸素が関係しているかもしれませんね?
毎月、殺菌剤、薬浴、年に3回の植え替え??それで元気がなくなってしまうから葉挿しで更新?これを趣味でやれと?
これじゃあセントポーリアが嫌になって栽培をやめちゃう人が増えるでしょうし、育ててみようとも思わないかもしれません。
趣味で癒されるどころかストレスになってしまいます。
しかも、このような栽培はどうやら日本だけのようなんですね。
セントポーリアに限らずバラも同じ、薬漬け肥料漬け(日本の医療も全く同じです)
つくづく日本の常識は世界の非常識なのかもしれないと思ってしまいます(超過死亡者数60万人超えているのに、未だに日本だけ接種し続けてるワクチンみたい)
昨日のブログ記事のようにセントポーリアはいじめなければ、葉挿しで更新しなくても数年(我が家はもうすぐ5年、可能な限りそのまま育てて検証)普通に育ち開花しますよ。
花数が減るということも特にありません、根っこもバリバリです。
私の場合セントポーリア栽培で気をつけているのはストレス(活性酸素の軽減)を与えないこと、です。
植え替えも3号以上の大きめの鉢であれば年1回で済むし、肥料も適度で殺菌剤を使わなければ有害物質の蓄積は最小限に抑えることができます。
殺菌剤を一切使っていませんが病気なんて発生しません。
面白いことに農薬漬けのセントポーリアは入手後、殺菌剤を使わなくなるとかなりダメージを負う場合があります(それまでの殺菌剤で免疫抑制からの反跳作用)
ヒトも動物も植物も同じでいかにストレスを回避できるかというのがポイントですね。
ストレスは万病の元ですから。
唯一、HB101だけはたまに使っています(ストレス軽減効果がありそうなので)
でもセントポーリアでよく使われているメネデールは全く使っていません。
と言いますか、使う意味がわからないから使っていないというのが正確な表現でしょうか。
メネデールは鉄(二価鉄イオン)が主成分のようですが、以前猫の記事で鉄は危険という記事を書きました。
実はヒトや動物だけではなく、植物でも同じだということを存知ですか?
-上記抜粋-
この様に植物にとって鉄はその成長にとって絶対に必要ですが、しかし、細胞内に過剰の鉄イオンが遊離の状態で存在すると、次のような反応のために危険な状態になります。植物体内では、特に光合成をしている葉では、常に活性酸素が発生しています。これはご質問にありますように過剰の光エネルギーにさらされるとその発生量は多くなります。活性酸素による障害を抑えるため多くの酵素やアスコルビン酸のような抗酸化成分が活性酸素を消去しています。しかし、鉄イオン、とくに2価の鉄イオン、Fe(II)、が細胞内にあると、次の反応で過酸化水素(H2O2)から、活性酸素の内で最も反応性の高いヒドロキシル・ラジカル(OH)が生じます。H2O2と同時に発生するO2- (スーパーオキシド)がFe(III)からFe(II)を再生し、この反応によってH2O2からOHが連続的に生成するようになります。OHは細胞内の成分を無差別に酸化し、細胞障害を引き起こすため、細胞内に遊離の鉄イオンが存在することは植物にとって非常に危険です。(動物にとっても同様で、ヒトでも鉄過剰症が知られています。)
はい、ということでですね、メネデールのような二価鉄イオンが細胞内に流入すると活性酸素種の中で最も毒性の強いヒドロキシラジカルが発生してしまうんですね。
セントポーリアがダメージを受けた時(活性酸素の発生)というのは、どういう状況なのかを考えてみましょう。
環境の変化(高温低温)、植え替えなどですね。
で、こういう時は植物というのはダメージで様々な能力が低下しているんですね。
例えば植え替えの場合は吸水能力(根を切ってしまうので)光合成能力等々。
そして抗酸化能も低下。
ヒトで例えるなら足を骨折、腕を骨折の満身創痍、炎症も起こるしストレスになりませんか。
そこへ炎症を促進する物質を入れたらどうなるか想像に難くないです。
そんな時はセントポーリアもストレスで活性酸素がたくさん発生してしまいます。
そのような時にですね、メネデールのような二価鉄イオンが流入してきたらどうなるかということですね。
はい、そうです、活性酸素それもヒドロキシラジカルが大量に発生してしまうわけですね。
そしてヒドロキシラジカルを除去する能力も植え替え等のダメージによって低下してしまっている状態なわけですね。
こういう知識があれば植え替えにメネデールを使うという発想は思い浮かびません。
効能として強いて言えば、二価鉄イオンを与え猛毒のヒドロキシラジカルを発生させて、炎症を起こしセントポーリアに極度のストレスを与えて生命の危機を感じさせて興奮状態にし刺激を起こし、発根や成長を促すということに使えるかもしれませんが。
というかそういう効果を期待して使っているんだと思いますが。。。
でもストレスフル状態のセントポーリアはメネデールを使い続ければ予後不良になるかもしれませんけどね。
※ヒドロキシラジカルは活性酸素の種類の中で最凶です。
ついでに言うと細菌はその増殖において鉄を細胞内に取り込むので、細胞内の鉄過剰、または遊離鉄が多いと細菌が繁殖しまくりです。
このように余計な鉄は百害あって一利なしなんですよ。
他の活力剤でもリキダスも個人的には使わないですね。
過剰なカルシウムは細胞を興奮させるので、一時的には成長が良くなるかもしれませんが、過剰に与えるとアポトーシス(細胞死)を引き起こすかもしれません。
そのうち植物がくたびれてしまうでしょう。
セントポーリアのリングスポットは、冷たい水がかかったり、水が葉に付着したまま室温が低下すると起こりますが
これもカルシウムが細胞に流入しクロロフィルが消失、細胞死が原因なのだそうです。
クロロフィルは以前記事に書きましたがマグネシウム複合体ですね。
もしかするとセントポーリアのマグネシウム含有量が少ないと(または相対的カルシウム過多)、リングスポットやカルシウムの害が顕著になるかもしれません。
豆知識としてマグネシウムと鉄、カルシウムとマグネシウムは拮抗します。
今まで書くことを躊躇していたんですけれど、ついに書いてしまいました。
メネデールについては数十年前から推奨されていて、使っている方も多く反感を買うだろうから書きませんでしたが(人は自分が信じる事柄に関してネガティブな情報があるとなぜか怒る方が多いようなので…確証バイアス?宗教に近い気もしますね)
でもやっぱりおかしいと思う事は書きたいです、セントポーリア初心者のくせにごめんなさい。
使っている方も機序を理解して使っているのかなぁと疑問に思いましてね。
昔から使われている、本に書いてある、ベテランの方が書いているから使うのでしょうけれど
そして機序を理解して使っているなら良いのですが、ただ良いとだけ思い込んで使っている場合は色々と怖いなぁと思いましてね。
短いスパンで植え替えて、濃い肥料を与えて、活力剤や毎月の殺菌剤でストレス、大量の活性酸素を発生させ、勢いがなくなるから葉挿しで更新して作り直す。。。
そりゃ勢いもなくなりますよねって話です。
いじめて咲かせているようなものではないでしょうか。
ちゃんと管理できているベテランの方は良いでしょうけれど、これからセントポーリアをはじめてみようと思う方がこのような栽培管理ができますかって話なんですよね。
ユカコのレッドステイン問題ももしかすると活性酸素が関係しているかもしれませんね?
毎月、殺菌剤、薬浴、年に3回の植え替え??それで元気がなくなってしまうから葉挿しで更新?これを趣味でやれと?
これじゃあセントポーリアが嫌になって栽培をやめちゃう人が増えるでしょうし、育ててみようとも思わないかもしれません。
趣味で癒されるどころかストレスになってしまいます。
しかも、このような栽培はどうやら日本だけのようなんですね。
セントポーリアに限らずバラも同じ、薬漬け肥料漬け(日本の医療も全く同じです)
つくづく日本の常識は世界の非常識なのかもしれないと思ってしまいます(超過死亡者数60万人超えているのに、未だに日本だけ接種し続けてるワクチンみたい)
昨日のブログ記事のようにセントポーリアはいじめなければ、葉挿しで更新しなくても数年(我が家はもうすぐ5年、可能な限りそのまま育てて検証)普通に育ち開花しますよ。
花数が減るということも特にありません、根っこもバリバリです。
私の場合セントポーリア栽培で気をつけているのはストレス(活性酸素の軽減)を与えないこと、です。
植え替えも3号以上の大きめの鉢であれば年1回で済むし、肥料も適度で殺菌剤を使わなければ有害物質の蓄積は最小限に抑えることができます。
殺菌剤を一切使っていませんが病気なんて発生しません。
面白いことに農薬漬けのセントポーリアは入手後、殺菌剤を使わなくなるとかなりダメージを負う場合があります(それまでの殺菌剤で免疫抑制からの反跳作用)
ヒトも動物も植物も同じでいかにストレスを回避できるかというのがポイントですね。
ストレスは万病の元ですから。