天竺猫の秘密基地

安曇野在住。連れとジャム(2008年8月12日〜2024年2月11日)と日常の話。

絶食2日間

2019-10-08 19:23:45 | 体調
やっちゃいましょう、という先生の一言で大腸癌摘出の決行が決まった。検査のためにムーベンを一時中止していたら腹痛が治まったので、このまま(ムーベンを)中止する事に。お腹が痛くならなければ水分補給は良いとのことなので、おっかなびっくり飲んでみたが大丈夫。鮮血が出ないまま順調に排泄が進み、もう少しで合格かと思うところで内視鏡室から呼ばれた。

見切り発車w

麻酔から覚めて着替えた後に先生の話を聞いた。連れ曰く、私はしっかりと受け答えをしていたそうだが(麻酔は酔っ払いと一緒だから)切除後の出血を防ぐための安静が必要な事と、虚血性大腸炎と確定診断したため2日間の絶食が必要な事(退院の延長確定)しか覚えていない。

その後病室に戻り、持続点滴でベッド上安静。ベッド横のポータブルトイレを見て愕然とした。便座の下がバケツになっている(ので取り扱いには長けている)が、音姫もない大部屋でこれを使えと?(赤面)放屁を誤魔化すのとは訳が違う。一瞬恥辱で死ぬかと思ったが、周りはバルンカテーテルやオムツの方々であった事を思い出して生還した。病人だもの。

翌朝の先生の診察後、無事にポータブルトイレを卒業した。点滴スタンドを従えての移動は少々難儀だったが、気兼ねなくトイレに行けるのは嬉しい。何も食べていないのに(大腸炎のせいか)下痢が続いているので、無駄に回数が多い。絶食のせいか嗅覚が鋭くなって、プラカップの匂いが鼻に付く有様。天然水(いろはす)ばかり飲んでいるので、塩っぱいものや甘いものが欲しい。

何も出来ないし何処にも行けないので昼間ウトウトしてしまい、2日目の夜は全然寝付くことができなかった。ふと「ラジオ深夜便」を思い出して、イヤホンを取り出してアプリで聴くことにした。時々聞こえる雄叫びや呼び声にドッキリしていたら、いつの間にか朝になっていた。
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