天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

戦わない自衛隊

2017-05-21 04:08:09 | 時事
世界で唯一戦った事が無い軍隊の自衛隊。



以前から公道を車で走っている時に陸上自衛隊のモスグリーンのトラックの車列と何度か並走したことがあった。幌付きの後部に掛けられたシートの隙間から自衛隊員が見え隠れし、私は隊員を輸送していることを悟った。

そのうちの数台には後部シートが降ろされていない車両もあり数名の隊員が無表情のままこちらや流れる風景に視線を移動しながらの繰り返しから、全くの主観だが悲しげな目にも見えた。

会話などの遣り取りが禁止されているのか、もしくはトラック自体の騒音で掻き消されるからとの理由で敢えて喋らないのかの判断はつかない。

あまりに無表情の隊員とバスなどの輸送手段などを見慣れた私には自衛隊の世間とは隔絶された厳しさと、たくましさ、そして感謝と尊敬の思いの中にほんの僅かな哀れみを感じた。

日本国の憲法上では違憲状態にあるとも言われる自衛隊、若い頃死にたくなければ自衛隊に入隊したほうが良い、世界一安全な会社などの心無い揶揄を耳にしたこともある。

戦う訓練と厳しい予算の中災害派遣への要請は当たり前の様になっているが、国民の生命や財産の保護に寄与しているが、国防という意味では正確には戦ってはいない。

つまり、戦わない為に闘っているのだ。

戦闘行為による殺害は殺人であり、国際法上殺人罪では無いだけである。然し乍ら便衣兵による殺人、捕虜虐待による殺人、ジェノサイドは国際法上の殺人罪にあたるが、敗戦国のみが問われる罪となる。

安保法制による駆け付け警護での殺害が殺人罪に問われる可能性もある中、違憲状態の自衛官が殺人罪に問われるリスクは極めてグレーである。

先日尖閣諸島で中国のドローンが領空侵犯したが、日本の法解釈を試すかの様に中国は挑戦的な挑発行為を繰り返している。国際法のルールを犯しているのは明らかに中国であるが、日本はドローンさえも撃ち落せない。

個人的には銃火器や銃器を使わずとも、パチンコの様なゴム銃で撃ち落とせばとも思うが、撃ち落とさない。

これは自衛隊が何も出来ないのではなく、シビリアンコントロールが有効に機能しているとみるべきである。

まさに、戦わない為に闘っている。

共産党員の言った、人殺しの集団や人を殺す為の予算が如何に彼等に送る国民の視線を偏見や疑いで汚すかは計り知れないだろう。