天皇陛下の靖国神社御親拝を希望する会会長

日本人の歴史認識は間違っています。皇紀2675年こんなに続いた国は世界の何処を探しても日本しかありません。

遺骨収集

2017-08-23 05:39:40 | 時事
日本國戦死者遺体収容団、
日本遺族会、
JYMA日本青年遺骨収集団、
空援隊、
戦友会である全国ソロモン会や東部ニューギニア戦友・遺族会など、NPOや民間人が日本政府・厚生労働省と協力または独自に捜索・収容活動を続けている。






平成21年3月現在の資料から更新されていないが、第2次世界大戦において海外で戦死した旧日本軍軍人・軍属・民間人約240万人のうち、日本に送還された遺体は約半数の約125万柱となっている。

残りの約115万柱については、海没したとされる約30万柱を含め、現在もなお海外に残されたままだ。

この年のあたりで収集作業が足踏み状態であるのは発掘の困難さに加え戦没者遺族の減少と収集の困難さにある。

未収集の遺骨が多いのは勿論、激戦地であるが、フィリピン、硫黄島にその多くが眠っている。

平成22年のNHKのニュースを見ても問題点が垣間見れる。



『太平洋戦争で戦死した日本兵としてフィリピンで収集された遺骨の中に、現地のフィリピン人の遺骨が含まれている疑いがあることがわかり、厚生労働省は、近く、現地に職員を派遣して実態を調べることになりました。
 政府は、太平洋戦争の際フィリピンで亡くなった50万人以上の兵士の遺骨収集を、昭和32年から始め、おととしまでにあわせておよそ13万人の遺骨が日本に戻りました。しかし、戦後60年が過ぎ、当時を知る証言者が少なくなったことから、遺骨の収集は年間数十人まで落ち込みましたが、厚生労働省が現地で遺骨の情報を集めている日本のNPO法人に委託したところ、昨年度は7700人余り、今年度もすでにおよそ6300人と、大幅に増加しました。このNPO法人は、フィリピン各地で現地の人に報酬を支払って遺骨を収集していますが、NHKが取材したところ、収集が行われた地区の村長が「遺骨の発見状況などを確認することなく、日本兵だとする書類を作成した」と証言したうえ、収集した遺骨の鑑定を依頼されているフィリピンの担当者も「骨の鑑定は専門外で、実際には日本人とフィリピン人を判別できない」と話しました。NPO法人の事務局長は「収集した遺骨が急激に増えたのは、収集の範囲を以前よりも拡大したためだ。フィリピン人の遺骨が混じっている可能性は完全に否定できないが、日本兵の遺骨を一人でも多く祖国に戻すため、がい然性がきわめて高い場合には持ち帰っている」と話しています。厚生労働省は、遺骨の鑑定などがずさんだったおそれがあるとみて、NPO法人から事情を聴くとともに、現地に職員を派遣して実態を調べることにしています。(NHKニュース記事より)』


要するに日本人ではない遺骨が混じって言葉は悪いがかなりいい加減な収集のようだ。フィリピン人の墓も盗掘されているらしい。

お金の為の現地アルバイトに税金が使われてしまう疑義もある。悲しいかなペリリューでは観光の一環で同じ遺骨を使い回すツアーまであるようだ。

このように時間が経てば戦争の壮絶さは薄れ戦地となった海外の島々は経済発展し、遺骨は勿論
墓標や石碑の類は現地の景観を損ねると考える国民もでてくる。

遺骨収集は何と言っても時間の経過が一番の障壁となっていることは否めない。

今年も武道館では天皇陛下ご臨席で全国戦没者追悼式が開催されたが、共産党は出ていない。千鳥ヶ淵では安倍首相が訪れた後に政府を非難するかのように、社民党福島瑞穂らが政権批判に千鳥ヶ淵を政治利用している。相変わらず靖国神社への対応は各党焼け石を触るようである。

この様子を見るにつけ遺骨収集が進まないのは時間の経過や諸外国ではなく、我々日本人にその原因の殆どがあるようだ。